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私の敵

 日本漢字能力検定協会が募って選んだ「今年の漢字」は、「暑」だそうだ(今年の夏。そう言われてみればそうだった!)。7月から9月にかけての、あの凄まじい暑さは何処へやら…忘れ去ったかのようにめっきり寒くなる。いまはまるで正月か2月のようだ。私の朝の日課は、早配と駅頭での街頭宣伝。服を着替えて玄関を出、夜の明けぬ一日から始まる。セルが利かないほどにエンジンの冷え切ったバイクをキックするところから始まる。スロットルを回して走る、走る…顔面を突き差す寒気。吐く息は真っ白く浮き上がる。朝の寒さが大の苦手。しかし時間との勝負。サボればその瞬間は「幸せ」かもしれないが、なんの出会いも喜びも発見もない。ハンドマイクをもって駅前に立ち、通勤客に挨拶をすると思わぬタイミングで声をかけられることがある。一歩前に足を踏み出すことで、新しい体験に巡り会える。「こんどこそ勝って!」「福祉を良くしてください。いつも応援してます」私にとって、いっせい選は他でもない、自分との闘いだ。

「赤旗」をより多くの人に読んでほしい

私は週に4日、早配(早朝の新聞配達の略)をしています。垂水区は坂道が多く、歩いて配達というわけにはいきません。私もスクーターで配達をしています(まあ、どこの新聞社でもそうしていますが)。配達先の各ご家庭が、今日私が届ける新聞に目を通すんだと思うと、すごく大事な活動をしてるんだなと思えてきます。昨日、ひさしぶりにある知人に電話をかけてみたら、老人医療のことで質問を受け、返ってきた言葉に少しびっくりしました。「共産党も老人の保険料を値上げすることに賛成なの?」と。そんなわけがありません。事実を説明すると、「そうだったの。最近共産党がテレビにほとんど出てこないから、誤解してたわ…」普段、支持をしてくれている人であっても、政治に対する不信感と将来への不安感が国民全体に広がる中で、ウチの党に対してとんでもない誤解をすることもあるンだと、気づかされました。その方に「赤旗」日曜版を勧め、初めて定期購読をしていただくことになりました。日本共産党の政策や難しい社会情勢などを庶民の目線でわかりやすく、明快に報道するこの新聞をより多くの人に読んでもらうことがいかに大切なことか、政治家としての責任を感じています。 

新聞配達中の私。駅前での街頭宣伝を始める前、急いで残り数件を届けているところ。

子育て世代の願いにこたえてがんばります

 

子育て真っ最中の親御さんたちにとって、医療費の問題は切実です。神戸市は、県下でも無料制度の実施が遅れており、入院こそ15歳まで無料ですが、通院については0歳児のみの無料です。実際には、通院に掛かる医療費は家計に直接響きます。0歳の子どもが病気にかかることは少ないでしょう。しかし、成長するに従って、発熱・風邪、骨折、アレルギー…いろいろと医療機関に掛からなければいけないことは当然出てきます。骨折をしているのに医者に行けず、我慢して学校へ行く子どもがいるという話を聴いて、胸が痛む思いです。通院はおとなりの明石市でも就学前まで無料です。子育てする世代の人たちの願いに応えて、運動に励んでいきたいと思います。※お昼の時間帯、2つの署名(子どもの医療費の無料化、国民健康保険料の引き下げ)を訴えました。垂水区では今井まさこさんが兵庫県知事に要望を出す先頭に立っています。今井さんのブログもぜひごらんになってください(^^)

“ありがとう”と思えること…

「あっ、赤田かつのりや!」「有名人(?)が来たで」~昨日、閑静な住宅街である神和台地域に共産党の宣伝カーを止めて、5分間演説をし始めようと、スタンバイしていたら、下校途中の子どもたち(小学生10人くらいだったかな?)が私のところに駆け寄ってきてたんです(^^)「実物を見たんはじめてや」「何かしゃべってえ」「ノートにサインして」…結局演説を中止しました。そしてある子が、「困っている人をほっとけない」としきりに叫ぶのです!私のリーフやポスターに書いたキャッチフレーズを。先日、他の地域でも同じような体験をしました。こんなことは、過去8年間になかったことです。この度、関西共同印刷様には、インパクト十分な、たいへんいいポスターを作っていただきました(^^)/そして、私や今井さんのポスターの掲示にご協力していただいている支援者の皆様に感謝しています。本当にありがとうございます。

安武ひろ子さんの平和絵画展

 ハーバーランドの「神戸新聞ギャラリー」まで、3日の昼間、空き時間を利用して行ってきたのですが、私にとっては2回目の参加です。過去に9回絵画展を開いてきたと聴いていますが、どうも、今回で「最後にしたい」と考えているご様子でした。それはともかく、安武ひろ子さんといえば、兵庫県から参議院議員を2期務められた方。80歳を越えていらっしゃいますが、元気で前向きな素敵な方だ思います。私は、絵のことはずぶの素人ですが、安武さんの作品を鑑賞していると、元気と勇気が伝わってきそうです。思わず作品を1点、購入しました!それは、「憧れの道」というタイトルのついた小さなサイズの抽象画です。”いつまでも いつまでも 努力をすれば、きっと幸せが見つかると思います”とのメッセージのついた作品です。私もこれからいろいろな人生経験する過程で、この作品に込められた意味を深めることができたらなと思って選んでみました。買った作品の収益は、安武さんの強い希望により、全額平和を願う諸活動に活用されるとのこと。(こんな絵がウチに飾れたらいいな)他にもいい作品がたくさんあります。兵庫県知事賞を受賞された作品は、鉄分を多く含んだ赤々と燃えるような山とそれに面した湖の風景画。イギリスで描いた珍しい風景です。「戦争なのない平和な社会で生きることは幸せなこと」「いつも、”ありがとう”の気持ちを忘れないで。一言が大事よ」今年の正月、安武さんの自宅を訪ねたときに、私に助言していただいた言葉をこれからも大事にしていきたいと思います。

ハンドマイクを片手に歩いたある日の出来事

発達した低気圧や前線の影響で、昨日は冷たい雨と突風に見舞われました。バイクを運転中、路上を横転しそうにもなったくらいの悪天候。そんなときは、外に出て活動するのはなんとなく気が引けるものです。”まあ、今日くらいはやめとこうかな…”なんて思いながらも、清水が丘地域を、仲間と2人でハンドマイクで辻々に演説をしながら歩いたのですが、どこの家も窓を閉め切っている様子。誰も聞いていないだろうなと思っていたのですが…すると20メートルくらい前方で、ある男性がわざわざ家から出てきて、私の方を睨みつけながら、演説をしっかり聴いておられたのです。後で、お礼の挨拶をしに男性のところへ駆け寄り名刺を手渡すと、その男性は、「妻は糖尿病を患い、他の病気も併発して治療費が高くつき、本当に困っています。介護保険料も、医療保険料も減免申請を出してもだめだった。治療費に数万円も取られるようでは、お金のことが心配で、安心して病院にかかれません。昨年、民主党に投票したけれど、何もしてくれなかった。本当に失望しましたよ。保険料を払うのをボイコットしたいくらいだ!」と、怒りを込めて私に話しかけてくださいました。私の訴えた、”国保料の引き下げ”は、このご夫婦にとっては本当に切実な願い。「今度はあんたに入れるからね!」。今の政治に対する怒りをどこにぶつけたらいいのか、市民のために本当にがんばる人や政党を強く求めている気持ちが伝わってきました。たとえ悪天候であっても、ためらわず一歩足を踏み出せば、新たな出会いが生まれ、また一つ私も勉強になる、貴重な体験でした。

風で、タスキが吹き飛ばされそうにもなりました。午後4時を過ぎたころ。