ほぼ毎年、参加しています。
垂水区善行青少年表彰のつどい。
今年で34回目になるそうです。
今回受賞されたのは、団体の部では、地域のボランティア活動に取り組む「舞子中学校M.V.P」、公園の清掃活動に取り組む塩屋柏台子ども会、星陵台中学校は地域の独り暮らしの高齢者の救護活動をしてきました。
大原さんは中学3年生。
「先天性表皮水泡症」という難病と闘い、電動車椅子に乗って学校生活を送ってきました。
全国中学生人権作文コンテストに応募し、内閣総理大臣賞を受賞した大原さんが会場で朗読。
たいへん感動しました。
会場も涙と感動に包まれました。
大原さんは高校への進学を強く希望しながらも、非常に厳しい現実にぶつかります。
「『みんなと一緒に高校生になる。』これが私の目標です。なぜ、この目標にしたかというと、私にとって高校生になることは決して簡単なことではないからです。」
「電動車いすで生活する私にとって絶対に欠かせないエレベーターすらない高校も多く、選択できる学校は限られます」
「『義務教育ではないので、中学校のようにはサポートできない。』と、どの高校でも言われました。」
「障がいがあっても安心して進学できる支援を受けられる社会になってほしいです」(大原佳乃さんの作文より)。
希望する誰もが高校へ進学できる環境になっていない現実は、障がいと向き合いながら生きている子どもたちにも大きく立ちはだかっていることを強く学ばされました。
◎大原佳乃さんの作文は内閣府のホームページ(トップページ→政策・施策→国民の基本的な権利の実現→人権擁護局フロントページ→啓発活動→全国中学生人権作文コンテスト→入賞作文集)でご覧になることが出来ます。