ブログ

視察で学んだこと(埼玉県の浄水場)

埼玉県大久保浄水場に行ってきました。水源を利根川と荒川にもつ当浄水場は、大規模災害に備え、貯留タンクに約48万㎥の水を備蓄しています。一日最大130万㎥の給水量だそうです。「水質管理センター」では、”浄水方法最適化実験”がおこなわれ、その様子を視察してきました。原水の水質状況に応じた「最適な浄水方法」の実験・検証です。それぞれ異なる3系列の実験フローを通じて、トリハロメタンなどの消毒副生成物や、かび臭物質の除去効果を比較検討しています。結論はまだ出ていないそうです。動機は水質基準の70%のトリハロメタンが検出されたこと、国から意見が出たことだとお聞きしました。でも、住民の最大の関心は放射性物質のことだとか。送水管や蛇口では不検出だったが、浄水場内にある原水からときどきセシウムが検出され、8月1日から計測機器(放射線測定装置)を購入して測定しています。土・日以外は毎日HP更新し、県民に知らせています。神戸市における水道政策をこれからどうして行くべきなのか、とても参考になりました。