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出張最終日

 9日(最終日)は、今治市役所(愛媛県最大の工業都市)を訪問。

いま、全国一の生産・出荷額に達し、ブランド化され、海外展開するまでに成長した「今治タオル」産業に行政がどうかかわったかについて勉強しました。

10年ほど前までは、中国製タオルに圧されて、危機的な状況だったようですが、今治市が国からの補助事業を積極的に活用して今治タオルのブランド化を図ったことなどが功を奏して今日に至っているようです。

神戸市も古くからある中小企業を元気づける姿勢が問われていると思います。

 ところで現在、今治タオルの企業数はそれでも、198社から121社(組合員数で)と減っており、かなりの中小業者が淘汰されているようです。

また昔からの技術職人が活躍する場は、かなり少なくなっています。

地元の人の話では、「私なんかは安いのしか買わない。タオルも造船もパッとしませんよ」。

当局からの話では、「ここまでの努力がなければ、今日の今治タオルはありません」とおっしゃいますが、国内外の経済情勢に業績はかなり影響することを認めています。

TPP参加や消費税増税はせっかくの努力と成長に冷や水をかけてしまうことになります。

 閑話休題。

今日は市会議員団から神戸市に対して、「大飯原発再稼動の中止を求める」申し入れをおこないました。

昨日のブログで少し触れましたが、私は原爆被害者の会で長らく活動されてきた80歳の女性の方の原発政策への怒りの声を思い浮かべながら申し入れに参加しました。

申し入れそのものの内容は、市会議員団ホームページにアップされると思いますのでご参照ください。