今日は、産業港湾委員会(市会常任委員会)の日。
議題は、神戸市から国への予算要望についてでした。
神戸市は、「神戸空港の機能の充実」のために、規制緩和で運行時間の延長や発着枠の拡大、国際チャーター便運航規制の緩和などを要求しています。
要望項目を拝見すると、どうも空の安全を守る観点に欠けているのではないかと考えて、みなと総局に質問しました。
6月1日に、国土交通省は航空の安全技術規制の緩和に対するとりまとめを公表しました。
規制緩和方針の中には、これまで原則禁止されてきている乗客在機中の給油を可能にすることも含まれており、それには「引火する危険性がある」と指摘する声もあります。
神戸市は空港の管理者として、安全性に対して危機意識を持つべきです。
しかし答弁は…「安全・安心が前提、国の動向を注視していきたい」。
今年2~5月に6件の運行ミスを重ねたスカイマークは、国交省から厳重注意を受けました。
「運用時間の延長、発着枠の拡大…競争圧力がいっそうの労働強化をもたらして、ミスを増やすことにつながりはしないか?」
「全く思いません」。
岡口憲義みなと総局長の答弁です。
国土交通省の懲りない規制緩和路線になんの意見を上げようともせず、空の安全性にどう影響するかを考えない神戸市の姿勢に私はあきれてしまいました。
神戸市に空港を管理する資格はありません。
ストップ神戸空港!