9月4日~6日の2泊3日間、神戸市会・産業港湾委員会から視察に行ってきました。
初日は長崎市。現在、観光客数が右肩上がりに増えています。
一時は伸び悩んでいました。
しかし団体や修学旅行客が減少する中で、個人の旅行客は堅調に推移してきたことに着目し、「長崎さるく」を発案して成功しているようです。
「長崎市観光コンベンション協会」という一般社団法人が統括。
新たな箱ものは造らず、市民からのアイデアを大事にし、既存の豊かな観光資源を生かして、歩く愉しみをアピールしています。
また、大浦天主堂やグラバー邸をボランティアガイドの方の熱意こもった詳しい案内を受けながら、3時間近くかけて見物しました(猛暑の中歩き回って疲れましたが…)。
(写真は、大浦天主堂の裏側。屋根は日本式の普通の瓦のようです。)
中学生のころに修学旅行で訪れるなど、幾度か歩いた有名なコースでも、目線を換えれば新たな発見と魅力が芽生えるものだなと思いました。
陳列されて自由に持って帰れるパンフレットがたくさんありました。
その中には、「原子野に思いをはせて」「被爆校舎で耳をすませば」といった平和にちなんだものもありました。
もし神戸で同じような観光案内を企画するならば、非核「神戸方式」や神戸空襲などを、はじめて訪れる観光客に訴えるとよいでしょう。