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”市民の足”を守るまちづくりを~東京都日野市を調査

11月9日に共産党議員団で東京都日野市の交通政策について調査をしましたので報告します。

同市は、坂道が多く、市の中央部を1級河川が東西に縦断しており、南北のアクセスが弱いとのことで、商業拠点や市役所や市民病院への乗り継ぎなしでの移動対策を年々改善してきました。高齢者・障がい者など、交通弱者の外出意欲の確保するために、市が積極的な役割を果たしてきているようで、注目に値します。

丘陵地には、タクシー会社の協力を得て、10~15人乗りのワゴンタクシーを走らせています。また、60分に1本間隔で民間バス会社と連携してミニバスを走らせています。

補助金は市単独で支出しています。

坂道が多く、最寄りや大きな病院までのアクセスが弱い垂水区とどこかに通った点があるので、とても魅力を感じました。

当局の方と懇談していて、感動させられたことがありました。

「時には乗客数がゼロのときもあります。実際は赤字です。

しかし、やめたら民間バス会社が困りますし、補助金を出すのは市としての責任だと思います」─。

神戸市と違った構えで取り組んでいるんだなと感激しました。

後で、同市の共産党議員団のブログを拝見。「 2010年10月 大坂上地域にミニバス開通(日野駅~豊田駅間を市役所・市立病院経由)。2006年以来足かけ13年にわたる議会質問と京王バス交渉が実る」とありました。

粘り強い住民運動と、それと連携した市会議員団の奮闘があることを見逃せません。

ぜひ、地元でもがんばっていきたいと思います。