共産党議員団として、関東方面へ視察(2泊3日間)に行って来ました。
初日の5月22日は、神奈川県相模原市へ行き、中学校給食の実施状況についてお聞きしました。
合併前から実施されていた一部の地区(センター方式)を除いて、デリバリー方式(弁当持参との選択制)が主に採用されています。
今後神戸市が計画する実施方式です。
しかし、利用率の低迷が地元紙でも取り上げられ、58.56%(2010年度)53.94%(11年度)48.99%(12年度)と喫食率が年々低下しています。
原因の一つが希望者による申し込みのシステムであるようです。
各家庭が献立を確認して、インターネットやマークシートで申し込み込む仕組みになっていますが、当日、病欠等急きょ、何らかの事情で食べられない場合は返金されません。
全員喫食だったら、こんなことは起こりえないでしょう。
ドライ方式なので、いったん低温に冷やされます。
味付けには基本的に化学調味料を使わず、食材の選定も栄養士さん達が深夜遅くまで努力と苦労を積み重ねているとお聞きしました。
残食率はセンター方式の学校では調査を行ってきていますが、デリバリー方式の方は調査方法も確定できていません。
中学校給食にたずさわっておられる方々はとても苦労されていると思いました。
こどもたちに歓ばれ、いかんなく食育の効果を発揮するためには、中学校給食の実施方式がどうあるべきかを考えさせられました。