最終日は東京港を視察しました。
写真は品川埠頭からの撮ったもので荷役作業中の様子です。
国際コンテナ戦略港湾に選定されて、埠頭株式会社にはターミナル使用料の減額、ガントリークレーンなどの上物は都が現物出資しています。
まさに民営化路線です。
そのため、港湾事業会計は、2010年度~2011年度の間に約10億円の収入減となっています。
神戸港では、先にポートアイランド(PC18)に水深16mの巨大コンテナバースを造りましたが、結局8000TEUクラスの大型コンテナ船は入港していません。
それでも今度は六甲アイランドに同じく造る計画です。
「貨物がたくさん集まる港にしてこそ、船が集まる」と都港湾局の担当の方がおっしゃっていましたが、そこに神戸市との考え方の違いを感じました。
入港してくるコンテナ船は比較的小さな700TEUクラスの中国系の船のようでした。
東京港の取扱貨物量は激増しているそうですが、大型船というよりも、3000TEU以下のアジア諸国からのコンテナ船の入港隻数が増えています。
品川埠頭の水深は10メートル。
東京港に16mバースを造るかどうかはまだ正式決定しておらず、港湾計画を改訂するなかで検討していくとお聞きしました。
2泊3日間(5月22日~24日)の視察はたいへんいい勉強になりました。