写真は東京のとある住宅街。
多摩ニュータウン内にある多摩平の森地区で最近リニューアルされた賃貸住宅です。
40年以上を経た大規模住宅団地では、老朽化・陳腐化、入居者の高齢化、近隣センターなどの衰退などの問題を共通にかかえています。
ここはもともと公団住宅です。
旧多摩平団地の既存の住棟をURは民間会社に住棟単位で賃貸、譲渡し、民間事業者の設計で再生、改修して、「団地型シェアハウス」として整備したのが写真の住宅です。
きれいになりましたが、問題は家賃です。
月額10数万円台に高騰した住棟もあり、国からの高齢者向け家賃補助制度を活用せざるを得ないとのこと。
従前居住者の約7割が戻って暮らしているとお聴きしました。
東京のことですが、公団からURに変わり、これからどうなっていくのか。
公営住宅に入居できず、やむを得ずUR賃貸住宅を選ぶ方がたくさんおられます。
「民営化」は際限なく、住民に不安と負担を与えかねません。