先日、夜間中学校の関係者の方々が市議団控え室に訪ねてこられました。
7月に突然、神戸市は「9月より弁当給食を中止し、パンとミルクのみの補食を実施」と発表したのです。
通学する生徒の皆さんは6時から6時半の間が給食の時間です。
工場などで労働した後で通学する人、朝から夕方まで忙しく働き、登校時刻ぎりぎりに駆けつける人、若いころに事情があって学校教育受ける機会がなかった高齢者、外国籍をもつ人など、生徒の皆さんにとって貴重な時間です。
「『弁当給食』は一日の中心的な食事であり、栄養バランスを保ち、安定して健康的に学校生活を続けるために絶対に必要なもの」と関係者の方々は語ります。
原因は、弁当を製造・販売してきた業者が、3月末に業務を打ち切ると決めたこと。
それならば、神戸市は他に業者を探すべきだったはずです!
最近では夜間中学は、いじめやひきこもりなどで不登校になり、中学校を卒業できなかった人たちの学びの場ともなっており、ますますその役割が大きくなってきています。
関係者の方々は、「どうして簡単に打ち切るのか、夜間中学生の実態から、どんな『給食』が望ましく、どんな方法が可能か、生徒や教職員、卒業生、夜間中学を応援する市民などの声をよく聞いてほしい。今後も『弁当給食』を継続してほしい」と私たちを含むそれぞれの会派に申し入れをおこなっています。