今日は総括質疑でした。共産党の持ち時間は40分。私の質疑要旨です。
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日本共産党から総括質疑をさせていただきます。いま神戸市が取り組んでいる経済施策が本当に市民の暮らしを豊かにし、魅力ある町づくりにつながるのか、また市内経済を元気にすることに結びつくのか、たいへん疑問です。以下、お聞きします。
○神戸市の政策は企業誘致に偏重していますが、その一方で市内にあるたくさんの既存中小企業へ波及して経済効果が表れているわけではありません。結局は、支援を受ける特定企業が恩恵を受けるだけではないでしょうか。このようなインセンティブ策は改め、既存中小企業への支援策を強めるべきではないでしょうか。
○三宮駅周辺の高層ビルの建設が進み始め、街の様子が変わろうとしています。平成14年に三宮地域が都市再生緊急整備地域に指定され、平成18年にミント神戸がオープンし、人の流れが変わりました。その東側で商店や喫茶店などを営む人達は大変苦悩しています。そして今後の再整備によりいっそう不安を募らせているのです。局審査で「建設による影響をとったデータをとったという記憶はない」ことが明らかになりました。どんな影響が出るのか調べもせずに、建設したというわけです。「都市間競争に打ち勝つ」ためならば、昔から三宮駅周辺地域を支えて来た個々の業者のことを考えず、置き去りにしてしまっていいのでしょうか。
○2013年度の一般会計は、実質収支26億2400万円の黒字になりました。それを今後財政調整基金に積み立てる考えだそうですが、今回で、財源対策なしで3ヵ年連続約20億円の黒字計上ということになり、110億円が基金に積み立てられることになります。これらは来年度の予算に計上して市民の福祉にまわすべきではないでしょうか。
今日は、妻と義母が傍聴に訪れました。
今期、本会議場でおこなう質疑はこれが最後。
議員団会議で質疑の項目を決めてから、準備に悪戦苦闘しました。政治的立場のまったく異なる市長・副市長との論戦でした。答弁の切り替えし方、再質問の仕方については反省点や教訓がついてきます。
しかし今後、街頭演説や要求運動などに生かせる質疑になったのではないかと思います。