垂水駅東側の広場で、どこかで見たことのあるお母さんたちがハンドマイクで演説をしているところにばったりと出合いました。
奥の池幼稚園の閉園に反対するために署名を集めていました。
卒園児のお母さんや有志の方たちもいっしょに手伝っている様子でした。
耳を澄まして聞いてみると…「先日はとても心の温まる音楽会を開いていただきました」
「園長先生からは命の大切さを教わりました」
「自由でのびのびとした教育をしていただき、こどもの自主性を育んでいただきました」
「私たちは公立を選んで本当に良かったと感謝しています」
「この秋の園児募集では、申し込みは減っていません。園児が減ってもいないのに、どうして閉園されなければならないのでしょうか!」
「ご通行中のみなさん、垂水のみなさん。一筆一筆の署名がきっと、神戸市に、教育委員会に届くと思います。どうかよろしくお願いします!」
…手書きのビラを通行する人たちに配り、画板やプラカードをもって、アピール。
「えっ!どこの幼稚園?うちの孫はたるみ幼稚園やってけど、ほんまにそんなことしたらあかんわ!」
…4日間で数百筆の署名が集まったそうです。
寒くひんやりとした朝でした。
恐らく初めての経験だったと思います。
でも署名活動での一生懸命な訴えに心打つものがあります。