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敬老祝い金の廃止!?高齢者への一方的な「手紙」

条例に基づいて、長寿の方に送られてきた敬老祝い金制度が神戸市にあります。
まだ、議会で廃止条例が出されて審議されたわけでもないのに、久元市政はこのたび、満88歳と100歳の誕生日を迎える方々に下記の内容の「手紙」を送り付けています。

 陽春のみぎり、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 さて、このたびは、阪神・淡路大震災をはじめいくたの苦難を乗り越えられ、長年にわたって神戸市政にご貢献いただいた満八十八歳、満百歳になられるみなさまに対しまして、私の思いを直接お伝えするため、お手紙をお送りさせていただきました。

 これまで、多年にわたり社会の進展に寄与してこられた満八十八歳と満百歳の誕生日を迎えられましたみなさまに、敬老祝い金をお渡ししてまいりました。
 しかしながら、我が国は、いまや世界でもっとも長生きできる国になり、今後も高齢者の人口が増え続けると予想されています。
 このような時代においては、高齢者の方がいつまでもお元気で、すこやかに過ごしていただけることがますます大切になってまいります。
 このため、今年度からは、今までお渡ししてきた敬老祝い金を廃止し、これにかえまして、高齢者のみなさまの健康づくりや、いつまでもお元気でご活躍いただける新しい仕組みづくりに、神戸市として取り組んでまいりたいと考えております。
 「高齢者が地域とつながり いきいきと元気に暮らせるまち」をつくることが私の願いでございます。

 末筆ながら、いつまでもお元気で末永くお過ごしいただきますよう心からお祈り申し上げます。
                              神戸市長 久元喜造