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「トップランナー方式」で地方独立行政法人化に拍車が掛かる

    神戸市看護大学は学生と院生を合わせて400人規模の単科大学。
    神戸市は新年度から地方独立行政法人化に向けた検討を開始することになります。
    以前からそういう方向での検討をしようとしていたようですが、国の「トップランナー方式」の導入によって、いっそう拍車が掛かると思われます。
    しかし、そんなことをして何のメリットがあるのでしょうか?
    「小規模な公立大学については、法人化にコストがかかることから効率化が困難となる可能性がある」と国の資料でさえもそういう指摘がされているにもかかわらず…。
    私は予算特別委員会でそういう指摘をすると、「規模のメリットについては様々な議論があるが…」「看護の単科大学で地方独立行政法人に移行していない大学はないから」と頑なな態度。
    私の知っている学生さんはこの春、2回生に進級。朝9時の1限目の開講から夕方遅くまで毎日、授業と実習に大忙し。
    将来の目標に向けて、アルバイトと両立させながら頑張っているようです。
    「専門の勉強をしっかり学びたい」
    「ボランティアの活動に興味がある」などといったまじめな学生の多い大学だなという印象がとても強い。
    これまで通り、直営で大学を運営して何が悪いのでしょう?