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北朝鮮による韓国・延坪島への砲撃について考える

 「ああ、またかぁ」「いつも選挙の前や、かなわんわあ…」─尖閣諸島問題、千島(「北方領土」に関わる)問題、そして今度の北朝鮮による韓国・延坪(ヨンピョン)島への砲撃事件と、ウチの党とはまったく無関係でありながらも、外国の政権による許しがたい行為によって、国民から誤解され、警戒される出来事が続いています。本当に迷惑な話です。北朝鮮による軍事挑発行動は絶対に許せない無法行為であり、拉致事件や核ミサイル実験などで常に挑発的な行動をとってきた国だからこそ、事実と道理を踏まえた論立てをする対応が必要です。北朝鮮という国は、社会主義・共産主義とはまったく無縁な国です。日本共産党にとっては、韓国の政党や政府とは野党外交で交流できても、この国の政府・政権党とはまともに付き合える関係ではありません。ふと思うことがあります。垂水にも朝鮮高級学校がありますが、そこに通う生徒たちはどんな思いで今回の事件を受けとめているのか、辛い思いをしているのではないかと。北朝鮮という国の庶民生活がどういうものなのかはよく知られているとおりです。「一民族は他民族を圧迫しつづけながら同時に自由になることはできない」(エンゲルス「ポーランドについての演説」1847年)ということを書いた論文を以前に読んだことがありますが、市民的政治的自由を国民から奪い取っている国に未来がないことは、科学的社会主義の先達達が明快に述べてきたとおりです。