木曜日は、生活相談所で事務所当番をする日。先日、私が机で実務作業をしていたときに、見知らぬ若いご婦人が独りで事務所を訪ねてきた。「あのう…ちょっとお聞きしたいことがあるんですが」玄関前に立ち止まり、緊張した面持ちで私に声をかけてきた。「赤田さんですね。同じ団地の○○です」ご近所の方だった。長年にわたって悩みを抱えこみ、しかも現在失業中ということもあって、生活面も含めて話しやすい弁護士を探していることがわかった。法律相談会はどこでもやっている。ではどのようにして、ウチの事務所を訪ねる気になったのか?知人から「共産党系の弁護士を訪ねてみたらいいやん。あそこが一番親切やわ」と助言されたとのこと。毎月、無料法律相談会をおこなってきたが、そこには、多重債務や、遺産相続、離婚問題等々なかなか他人には打ち明けられない悩みが寄せられ、わかりやすく親身な対応にたいへん喜ばれてきた。最近は、私の自宅近所の方もよく相談に来られる。他人にいえない悩みを抱えながら。ところで○○さんの法律相談、いい解決策が見えてくればいいなと願っている。また、この”出会い”をきっかけに、共産党をより身近に感じてもらえればいいなとも思う。