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被災地に足を運ぶ③

勿来(なこそ)地区の避難所を訪ねました。市民会館、体育館、スポーツパークで、それぞれ数十人の方々が生活を送っておられました。母親の介護が理由で会社を辞めた矢先に3・11の災害に遭ったある若い女性は、「高1と中1の子どもを抱え、生活するお金がありません。仮設住宅に入りたいが、いわき市はつくらない。雇用促進住宅に入る方法もあるが、海に近いからねえ。それに子どもの学校のことを考えると、いわき市から出て行くわけにもいかないし…」。また、ある老夫婦は、「原発に近い楢葉町から非難してきました。田畑を残してきたのです。ここはお風呂が不便です。週に一度だけ無料で入れるが、後は自己負担。これから暑くなっていくからねえ。ああ、野菜が食べたい。いつになったら帰れるのだろう。血圧が上がるし…先が見えない。何を言ってもどうにもならないわ」。すでに約3ヶ月が経過。これからも避難所生活が続くとなると、本当に気の毒でなりません。”住まいは人権”です!