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被災地に足を運ぶ⑥

 私たちは、日本共産党からの支援部隊として今回のボランティア活動に参加しました。あらためて感じたことは、地元の共産党のみなさんの奮闘振りです。事務所には、連日、地元の党員の方々(決して若くはありませんが)が詰め掛け、炊き出しや避難所訪問などをしておられました。なかでも、宮川えみ子県会議員は、震災前から再三、福島原発の危険性を取り上げ、津波対策の強化を申し入れ、地元では、”すぐに動く身近に頼れる人”として、その存在を知らない人は、ほとんどいない様子でした。私たちといっしょに避難所を訪ねたときも、被災者から出された要望を事務所に帰るとすぐに当局に電話し、夜半に申し入れ書を作成して翌日、交渉にあたっておられました。訪問先では、「初めて訪ねてきてくれた。共産党さんだけですよ。話を聞いてもらえるだけでもうれしいです」と、私たちに笑顔を振り向けてくれた方にもたくさん出会いました。不安とストレスを抱え、これからの見通しが全く立たない現実と向き合う住民のみなさんの願いを本当に実現することが、いま強く求められており、私たちの出番です。