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垂水年金会館

 

広い廊下にバケツがポツンと二つ置かれています。写真ではわかりにくいですが、「注意!」と書かれた赤い円錐形は、天井からの雨漏りがしていることを表示しているのです。実は、この写真を撮ってのは、晴れた日のこと。雨など降ってもいないのになぜか、天井から水が滴り落ちてくるのです!年金会館の屋根は相当傷んでいるようです。近傍の公共施設と比べて、使用料の安い部屋を提供してくれる垂水年金会館は、「こうべ市民福祉振興協会」という外郭団体が管理運営しています。通常は、この廊下の前にある大ホールは、ダンスを愉しむみなさんがよく利用します。私が当センターを訪れた日、補修工事の相談が取り交わされていました。修理といっても、仮の部分補修に過ぎず、まら、雨漏りが発生することを逃れることはできないようです。昨年1年間の利用者数は、92787人。ホールや会議室を2061件の市民が使用してきました。決して豊かではない予算の枠内で、思うように工事・改修をおこなえないことに、職員のみなさんはたいへん心を傷めておられました。「屋根全体のコーティングするべきではないか?」私は、26日の「外郭団体に関する特別委員会」で神戸市当局に要望しました。答弁は、「今、部分補修工事をおこなっている。屋根を全面改修する必要があるのか、どうか。必要性を検討する」(市民福祉振興協会常務理事)と言う答弁でした。たしかに、年金会館を含む「垂水海浜センター」は、赤字経営。しかし、毎年200万円前後の補助金が年金会館に寄せられるのです。海に面し、環境に恵まれた会館です。ぜひ、全面改修を前向きに検討していただきたいものです。