8日~10日まで宮城県で開かれた、「全国災対連交流集会」に参加しました。全国から200人以上の各地で災害対策の運動に取り組んでいる人たちが集いました。
震災から7ヶ月。被災地の現状を当事者のみなさんから直接聴くことができました。
石巻市の被災地では今も至るところ瓦礫の山。流された自動車が高々と積まれていました。門脇小学校は、校舎が全焼しましたが、校長室(写真1階)の金庫に保存していた卒業証書は無事だったそうでした。しかし、校区全体が消えてしまった感じで今後この地域に学校が戻ってくるのかどうかはわかりません。こどもたちは、近くの日和山というところに避難したそうです。
元の生活と生業を取り戻したいと願う人達への本当のエールは、「被災者こそ主人公」の立場で、早期に願い実現に取り組むことだと思います。災害は決して他人事ではなく、たった一度の自然災害によって、人生を狂わされてしまいます。
こどもたちについては、命と生活基盤の補償とともに、心のケアをどうするのかが、特に大きな課題です。津波は小さなこどもたちに強烈な衝撃を与えたのです。震災前から、公務員が減らされ続けてきたことも響いたようです。先生達の現場での苦労は、瓦礫の山と、こどもたちからの悲鳴と毎日向き合う中で計り知れないストレスをもたらしているようです。
防災と教育に地域と行政がどう取り組んでいくべきなのか、考えを深めることができました。