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これでいのか!?高校学区の再編

昨日、日本共産党神戸西地区委員会主催で、兵庫県下の公立高校の学区「再編」「拡大」について考える学習懇談会を開催しました。

私以外に須磨の山本純二市議と西区の花房史子市議、そして、兵庫県高等学校教職員組合中央執行委員長の雨松康之さんがそれぞれの立場から報告をしました。

兵庫県は、現在16ある公立高校の学区を5学区にすることを強行しようとしています。

しかも全県に複数志願選抜制度を持ち込み、子どもたちに広域学区と弱肉強食的な競争を押し付けるとんでもない「再編案」です。

「県高等学校通学区域検討委員会」が今月中にも最終報告をまとめ、県教育長に答申する計画です。

私たちは、神戸第3学区などの子どもたちをさらなる過酷な教育の渦に巻き込むべきではなく、神戸市自身が「再編案」に賛成していることを市議会で批判してきました。

雨松さんは、現場の高校教員でもあり、全県の教職員の利益を守る運動の先頭に立ってこられている方です。

実際には、20の地方議会で反対や慎重審議を求める決議が出され、神戸市と加古川市を除く自治体の教育長は賛成していません。

明石市や豊岡市の市長は反対表明をしています。私は、兵庫県議会での様子を紹介しました(事前に県会議員団に打診をしていたのですが、残念ながら日程の都合が合いませんでしたので…)。

県議会に提出された「公立高等学校普通科の通学区の拡大をしないこと」を求める件(請願第10号)は不採択にはされず、継続審査になっています。

明らかに矛盾が生じているのです。

「受験競争から除外された子どもたちは精神的に荒れている」「私が勤務していた愛知県でも高校がスライス状に順位が序列化されていて、子どもたちが本当にかわいそうだった」「ぜひ、運動を広げていきたい」などの感想が寄せられました。

いまでも県下で最も差別選別が激しい神戸第三学区をいっそう広域化して”競争”激化させてはならないとの思いから、私たち3人の議員などが相談をして企画しました。

「学区再編」は一見、決まったかのように思われがちですが、本当はこれからが運動の始まりなのだと、確信を持てる集会になったと思います(^^)/