今日、8月15日は終戦67年目の日。
先週、休暇利用して東京ドーム内の野球体育博物館に行きましたが、そこの資料室で貴重な資料を見つけました。
「職業野球開幕戦迫る」という大見出し(「読売」1938年4月26日付け)で当時期待されていた花形の選手を紹介した記事です。
本文からは、「今春は昨シーズン話題の中心をなした澤村、野口、高橋、小島、中村民、内堀等の名技に接し得ない寂しさはあるが…」と、スター選手を戦争にとられてほしくない思いがそれとなく伝わってくる感じがしました。
澤村投手の場合、2年後の1940年の復帰第一戦の記事は「(巨人軍は)いよいよ待望の澤村を登場させ…ワンサイドの快勝記録を帰還第一戦に飾り多幸の前途を約束した」(「読売」40年6月4日付)などと報じ、兵役につくことよりも今後の野球界での活躍にこそ期待をしています。
言論統制が厳しく、「戦争反対」とは言えない時代の記事として興味深く読みました。