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3回目の「説明会」


神戸市立奥の池幼稚園は、垂水区狩口台にあります。
青陽西養護学校、西舞子小学校、舞子中学校、奥の池保育所、学校給食センターが立ち並ぶ文教地区にあります。
今日で3回目になりますが、「閉園についての説明会」がおこなわれました。
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私も参加しましたので、質疑応答の一部分を…
(教育委員会)「広い園庭ですが、園児数が少なく、寂しい環境ですね」
(保護者)「えっ、寂しくなんかないですよ!(会場から苦笑・どよめき)」
(教育委員会)「人数が少ないと、人間関係が固定化されます」
「園児数はこれから減っていきますから」
(保護者)「奥の池の園児数は来年もほぼ同じですよ!」
「それじゃ、今日初めて部長さんが説明会に来られましたのでお聞きしますが、先ほど私立幼稚園の良い点についてのお話がありましたが、公立幼稚園の良さについて、具体的に語っていただけないでしょうか?」
(部長)「それは、敷地の広さ、こどもの主体性…(隣の席の課長の方を向いて答えさせようとする)」
(保護者)「いま、部長さんにお聞きしているのですよ!幼児教育を真剣に考えているようには思えません。今日の説明も、もう耳にタコができるほど何度も聞かされたことばかりです!知ってることを聞きたいのではありません。いったい何のための説明会なのですか?」(部長)「これまでの考え方を変えるつもりはないということをお伝えしに来ました」。

◇        ◇        ◇
説明会をよそ眼に、こどもたちは遊戯室や園庭で愉しく元気に遊んでいました。
「公立には園バスがないのだから私立よりも園児数が少なくなるのはあたりまえじゃないですか!」
「3歳児保育をすぐにでも実施したら、園児は増えますよ。やればいいじゃないですか」。
こんなことで良いのか。
保護者のみなさんからは、自分のこどものことにとどまらず、将来の社会への不安を感じるとの意見も出されました。