「仲間との共同生活のもとで、仕事に通い、働いて得た収入からホームの使用料を払いながら、社会で生活していく力を自分で身につけるところ」で、対象となるのは「就労等の理由により、児童養護施設などを退所しなければならなくなった児童や、虐待など何らかの理由により家庭で生活することができなくなった20歳未満の児童で、就労中または就労予定」(パンフレットより)であることです。
施設長からお話をお聞きし、特別に部屋を見せていただきました(写真は、だれも使っていない部屋です)。
最近では児童相談所からだけでなく、インターネットを通じた直接の問い合わせも多く、県外を含む広域な地域から来るそうです。
兵庫県下で、男女を受け入れているのはここだけ。
垂水区在住のこどものようにあまり近い施設だと、利用しづらいのが現状です。
「こどもたちは極めて純情です。”認めてほしい””他人からのレールに乗せられたくない”といった気持ちが強いですね。学力的には大学受験までできるこどももいます。愛情に恵まれなかった子たちの拠り所です」。
「20歳の誕生日で退所しなかればならないルールにになっていますが、せめて20歳の年度末までに延長してほしいです」。
退所後も職員が仕事や生活の相談に乗るなどのアフターケアをしているとお聞きしました。社会的には増設が必要だと思います。