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待機児童問題は、ますます深刻になっている

    神戸市の待機児童数(2017年4月1日現在)が明らかになりました。
    前年・前々年度よりも数値が悪くなっています。
    いわゆる「待機児童数」で比較してみると、2015年度・13人、2016年度・59人、そして、2017年度は93人に。
    これは、「隠れ待機児童数」を差し引いた数です。
    ますます、深刻になってきていると言えます。
    不安な気持ちで今日のこどもの日を迎えている御家庭がかなり多いのではないか…。
    神戸市のホームページに、保育園などの施設数が出て言います。
    これを経年で比較してみると、保育所施設数は2015年度・182、2016年度・158、2017年度・129と著しく減少しています。
    その一方で、認定こども園の施設数は、2015年度・64、2016年度・97、2017年度・130と、急増しています。
    保育園は児童福祉法第24条1項で、市町村に実施責任があると規定されています。
    しかし認定こども園には、その定めがありません。
    最近、「わんずまざー保育園」「夢工房」と、兵庫県下の認定こども園で大問題が発生しています。神戸市は今年度、「保育の受け入れを枠を約1200人分拡大する」としていますが、それならば認可保育園こそ、大幅に増設するべきです。