8日におこなわれたイギリスの解散総選挙。
ジェレミー・コービン氏が率いる野党・労働党(Labour Party)が大きく躍進しました。
大敗した保守党(Conservative Party)は少数政党と連立を組んで、政権にしがみつく様相です。
メイ首相が率いる同党。
”strong and stable government”
“FORWARD TOGETHER”などと有権者に訴えて国民を導く方向は、福祉・教育・くらしの施策で国民に相当大きな犠牲を強いるなどの古い政治。
”Conservatives,they only look after the richest not the rest.They are strong the weak and weak against the strong.Far from building a strong economy,school and the NHS is being cut.…That doesn’t add up to a strange economy for anyone.…Conservative government for the few and a Labour government that will stand up for all our people. ”
クエスチョンタイムでのコービン党首の演説の一部です。
たいへん大きなヤジが飛び交う中での力説でした。
イギリスも相当な格差社会になっているんだなと思いました。
庶民に冷たく、大企業・財界など権力者には卑屈な政治が長年続いてきたのでしょう。
それを多くの若い人たちが立ち上がり、政治の流れを変えた模様です。
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労働党。
ブレア政権の時代は、ほんの一昔前。
その当時とは全然様子が違っています。
まだ政権にはつけなくても、これからもぶれずに頑張ってほしい。
国連での国際会議で、志位さんが労働党の平和担当の議員と懇談した際、「選挙に勝って、英国で核兵器禁止条約に調印したい」と話されたエピソードには、たいへん感激しました。
政治を変えたいと願う若い人たちが中心となって今回のような変化をつくったことを契機に、今後のイギリスの動向に注目します。