ブログ

志位委員長が「示唆に富むものです」と紹介している「朝日」の記事

  • 志位和夫委員長が、「実に示唆に富むものです」と、本日(11月29日付)「朝日」に掲載された、ウィリアム・ペリー元米国防長官の北朝鮮問題についての発言記事を紹介しています。
    志位さんのTwitterで気が付いて、後から読んでみました。
    ペリー氏は1994年当時の北朝鮮危機で最前線にいた方で、当時、軍事行動をとることを検討していた人。
    当時の羽田孜首相に「もし戦争になれば、在韓米軍への補給で日本の航空基地を使うことになる」と説明したと。
    今、トランプ大統領が対話を「時間の無駄だ」と言い、安倍首相も「いまは対話の時ではない」と発言してるのに対して同氏は、「日本の指導者は、外交の失敗がもたらす帰結を理解する必要があります。外交の不在や見境のない発言は、戦争に、非常に壊滅的な核戦争に突入する条件を熟成してしまいます。…核(戦争)になれば、その被害は(韓国にとって)朝鮮戦争の10倍に、(日本にとって)第2次世界大戦での犠牲者数に匹敵する大きさになります。我々は外交を真剣に検討すべきです。私は安倍首相に、トランプ大統領との議論で、こうしたことを促すことを期待しています」。
    かつて、軍事攻撃を本格的に検討してきた政治家が、現実的な立場に立って考えれば、外交(直接対話)による解決しかないという結論に至ったということでしょうか。
    また、同氏は「核兵器禁止条約が採択されてよかった」とも述べています。
    対話による解決を拒絶するアメリカ(トランプ政権)の言いなりになっている安倍自民党政権。
    その外交姿勢に、アメリカの元国防長官が警鐘を鳴らしています。