平昌(ピョンチャン)オリンピック。
日本人選手が大活躍をしています。
巷での話題も”オリンピック一色”───とまでは行かない思いますが、4年に一度のスポーツの祭典に、テレビや新聞などの報道を通して感動することが多いのではないでしょうか。
「しんぶん赤旗」も連日、大きな見出しで感動のドラマを報じています。
今回は、過去最多となる92か国と地域・2900人を越える選手が参加しています。
わが党からは、志位和夫委員長と笠井亮衆院議員が、平和の祭典として成功することを心から願って、大会開会式に出席しました。
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私が冬季オリンピックで、とても印象に残っているのは、1984年に開催されたサラエボオリンピックです。
旧ユーゴスラビアのボスニア・ヘルツェゴビナ。
49か国・地域から1274人の選手が参加し。
当時としては、参加国数が史上最高だったと記憶しています。
「東西冷戦」の時代に、″東側の国″で開催して成功を収め、とても感動的でした。
しかし、数年後にはユーゴ内戦。
映像を通じて、平和の祭典の開催地が、信じられないほどの惨状に変わり果ててしまい、たいへんショックを覚え、心が強く傷む思いがしたものでした。
近隣の国家と緊張関係にあるなかで、国を越え、体制の違いを超え、宗教や人種、言葉の違いを超えて一堂に会する。
国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が「北朝鮮の参加について平和的な対話の扉を開いた」とコメントしました。
平和の力です。
北朝鮮の核・ミサイル開発などをめぐり、緊迫の度合いを増している東アジア情勢。
対話による平和解決の道が開かれることが期待されています。