「進学校」などという“勉強”のイメージが強い同高ですが、私が在籍していたころはとても自由な校風でした。
昔の学生運動で「制服」が廃止され、私服通学OKでした(現在は知りませんが)。
先生からも「勉強しろ」と言われることはほとんどありませんでした。
授業は、ガウスやユークリッドなど大数学者の人生を生き生きと語る数学の先生、「しんぶん
赤旗」の「潮流」を使う日本史の先生、ネパール探検記を授業そっちのけでスライド上映する生物の先生、性教育に熱心な保健体育の先生、また、…侵略戦争の恐ろしさを英語で学んだこともありました。受験のテクニックではなく、学ぶ喜びをたくさん教わった気がします。
私は塾や予備校には一切行かず、勉強はあまりしませんでした。
というか、受験勉強に嫌気がし、集中しませんでました。
だから友達からは、「赤田はのんきやな。実はみんな予備校で頑張ってるねんで!」と言われもしました。
クラブ活動は卓球部。高3の秋まで続けていました。
3年間での最大の収穫は、何といっても体育。
毎回の授業の開始時に生徒全員が“周回走”というランニングをします。
男子で3000メートル。
神撫台(しんぶだい)という小高い丘の上のだだっ広いグランドを雨の日も風の日も…。
高校3年生の時にクラスで2番目のタイムを記録した時はとても嬉しかったですね。
おかげさまで、今でも体力には自信があります。
恩師の先生方とは今でも親交があり、個人的に応援していただいています。
※実はこの短文は、2019年5月に「明舞後援会ニュース」に寄稿したものを若干加筆・修正したものです。