ゴールデンウィーク。去年、おととし何をしていたか、ぜんぜん憶えていません。あまり上手に時間を費やしてこなかったからだと思います。今年は、一日休んで妻と京都に行ってきました。と言っても私自身、観光を愉しもうという気分が全然沸いてこず、ふと、思い立ったのが義父の墓参りでした。お墓が京都にあることを訊いていながら一度も参ったことがなく、この際、と思って妻に提案をし、行くことになりました。トラックの運転手をされていた義理のお父さん。亡くなられてから30年以上たってもこよなく愛し続ける義理のお母さん。「今流で言えば、久保田敏伸みたいなマスクよ」と、幼かったころに感じてきた印象を語る妻。「お父さん、2人の孫は元気に育っているよ。今度はお母さんといっしょに来るからね!」墓前に線香をあげ、語りかける妻の姿を横目に、生きている両親を持つ自身の未熟さをあらためて感じさせられました。もし生きておられたら、私の応援をしてくださったかもわかりません。そして、芯の強い娘さんを人生の伴侶としてもてたことを心から感謝しています。義父が眠る立派な寺院を後に、こんどは鈴虫寺(華厳寺)へ。すると、びっくりするほどたくさんの若者たちが行列をつくっていました!まるで、USJかディズニーランドで順番待ちをしているかのよう。境内にたどり着くまでに2時間は掛かるといううわさが耳に入り、結局あきらめて別のところへ向かったのですが、妻は笑みを浮かべながら、「ここは、何か願い事がかなったときに来るところなのよ」とか。どんな願い事がかなったのか、私にはっきりとは語ってくれないのですが、後日、友達とリベンジする計画だと。選挙のことでないのは確かですが、まあ、そのうちわかるだろうし、共通の願いがかなうのなら、どんなことでもよろこびたいと思います。