今日は“資本論と私”なんて、たいそうな表題をつけてしまいましたが…。
いま、新版「資本論」は第3冊目が発売されています。
最近の日刊「しんぶん赤旗」で、学者・研究者の方が「資本論」とご自身とのかかわりを紹介した記事がよく掲載されており、読んでいて、私も「買って読まなきゃ」と触発されまして(^^ゞ
私は2分冊目まで読みました。
大事なところに線を引いたり、チェックを入れたり、何かを書き込んだりしながら読んでいます。
どこに線を引いたか。
例えば第2分冊の
・「労働力の使用は労働そのものである」(第3篇第5章第1節より)。
…いっしょに勉強会をしていて、「労働と労働力の違いってなんなん?」と質問が出ることもあるのじゃないでしょうか。
私は趣味的には、イギリスの農業に関心があるので、主に第3部かな(^_-)?
過去にも読みました。
第1部から第3部までの通読を2回しましたが、まあ、とにかく字ずらに目を通す。
不破さんの本を購読して、そのついでに関係する箇所に目を通すことくらいはいまでもしていますが。
まあ、そんなこんなで、例えば、「労働力の価値」だとか、「資本の有機的構成」だとか、「差額地代と絶対地代」だとか…主だった術語を解説書で「理解」する程度。
されど「資本論」(-_-)
そんな読み方でいいのか…。
今回読む上での問題意識!
多くの大学で学ぶような経済理論は高校以上の数学の知識くらいがないとなかなか深まらないでしょう。
しかし、「資本論」はたしかに難解ですが、“人生経験”で読める。
ある方から党の会議の席上で、こんなことを言われたことがありました。
「最近の個々の経済事象は新聞や雑誌などを読めば、だいたい分かる。しかし資本主義社会の仕組みがどうなっているのか、僕は経済学を学ぶことが大切だと思う」。
激動する情勢。
科学的社会主義の基礎理論を学ぶことはとても大切!