神戸市は、「リノベーション・神戸~垂水活性化プラン」なる垂水駅周辺の再開発計画を発表しました。
駅の近辺に「令和6年ごろまでに人口約1500人分を増やす」としています。
その最大の特徴は垂水駅東側の一区画に地上30階建ての高層タワーマンションを建設すること。
「民間主導の開発」とはいえ、神戸市が2019年度予算で設計費を丸抱えしています。
「再開発に合わせて、商売を止めます」
「他へ移って商売をする」
「工事期間が長い、騒音対策はどうなるのか」
「大型車両の出入りが心配です」
「垂水小学校は今満杯、これ以上子どもが増えると大変」など、周辺住民から私との懇談で多数寄せられました。
これで魅力ある駅前の再生が実現するでしょうか?
活力あり、賑わいのある垂水商店街にしていくことや魅力ある街の再生は、景観を配慮した低層の開発で可能です。
神戸市の計画には、垂水図書館の再整備や「子育て支援拠点の整備」など、区民からの強い要求を一定反映した内容も含まれていますが、だからと言って、高層タワーマンションにする必要ありません。
だいたい、再開発計画の具体的な中身について、一部の地権者や開発業者など以外には、ほとんど知らされていません。
垂水の中心部、玄関口は一部の人たちだけのものではなく、区民みんなのものです。
高層タワーマンション建設が主であるこの計画はいったん中止させ、すべての垂水区民に喜ばれ、魅力ある再開発事業に転換することこそ必要です。