兵庫県広報紙「県民だよりHyogo」(2018年8月号)。
特集記事は、「おいしい魚は豊かな海から」。
そこに、海苔の色落ちのことが掲載されていました。
色落ちは生産量や収益の減少につながるので、対策が求められていること。
また色落ちすると、大きく値が下がること。
その原因として、
「海苔や魚介類の成長に必要なリンや窒素などの海中の栄養分が減ってきていることが一因です」
「現在は、排水処理技術が高まったこともあり、海の栄養が少なくなっている」
と、兵庫県立水産技術センター専門技術員の都倉由樹氏が指摘しています。
私自身この問題に数年前から取り組み、議会で取り上げ、地元の方と一緒に漁協や県の施設に足を運んできました。
このブログにも何回か投稿しました。
今回、県の広報誌で取り上げられたことは、”一歩前進”と言えるのではないか。
地元の人達からそう言われているようです。
いずれにしても、事は深刻。
市民に出来ることは、
「県産の魚や海苔を選んで積極的に食べてください…それを励みに漁業者もさらに努力を重ね、豊かな海を守る活動を続けていくことになりますから」
と、説明しています。
出来ることは協力していきたい。
それが住民感情だと思います。
海の成長は海の豊かさを測るバロメーター。
おいしい魚は豊かな海から。
本当にそうだと思います。