月別アーカイブ:2013年4月

”金八先生”のモデルになった先生が学園都市で講演

昨日は、民青同盟の学生たちによる新入生歓迎企画に参加しました。

元東京都知事候補で、「3年B組金八先生のモデル」にもなられた元中学校教師の三上満さんによる「学生生活を実り豊かにするために」と題した講演でした。

会場は神戸・学園都市地区内。               

私は議員団会議を終えて、三ノ宮から直行。

途中から参加しました。        

「仲間をつくること、居場所をみつけること、うちにこめるものを探すこと、広い世界へ出ること…なんでもやってみよう」とお話をされたようでした。

私が入室した時には三上さんは、学生のみなさんなどからの質問に丁寧に答えておられました。

「いじめや体罰のニュースを視てどう思われますか?」

─「人に対する攻撃性が高まってきていますね。差をつけられ、評価をされず、ムカつきや苛立ちから“力関係の優越性”をいじめに求めている。…こどもを愛しむ社会にしていくことが大切だと思います」

「(体罰については)日常化し、東京ではゼロ・トレランスが横行しています」「どういう経緯で“金八先生のモデル”なったのですか?」

─「あのドラマのシーンに私の教室での実践がそのまま利用されています。金八先生は、当時のいろんな先生からの豊かな経験をモデルにして創られたのですが、当時の東京都知事選挙の時に、作者の小山内美恵子さんからお墨付きを頂きました」

地域の年輩の方からも質問が。

「孫が中3になりますが、勉強のことで気がかりなことがあります」

─「社会科の教員をしていたころに、たっぷりとアパルトヘイトを題材に取り上げて授業をしたことがあります。人間の尊さを確立するのに、血みどろになって勝ち取られてきた歴史の真実を学ぶ機会が薄らいでいると思います」

─「私の地元の高校はたいへん激しく序列化されています。ある女子高校生から『雨の日はとてもうれしいです』と言われて理由を聞くと、『レインコートを着るから制服がお互いにわからなくなるでしょ』と言われたのです」─。

ご高齢になられた三上先生。

感動を込めた、こどもたちに優しいお人柄からの講演に、参加した学生さんたちも私を含むOBも心温まる思いがいたしました。

旧ジョネス邸について

 

塩屋駅南・国道2号線沿いに残る大正建築の洋館「旧ジョネス邸」。

開発業者(あなぶき興産)の10階建てマンションを新築する計画に対して今、地域住民によって保存運動が精力的に行われています。

昨日、「旧ジョネス邸を次代に引き継ぐ会」のみなさんが市役所を訪れ、「旧ジョネス邸保存・利活用のための支援要望書」を市長宛に作り、関係部局や市会の各会派をまわられたようでした。

日本共産党控え室にも訪ねて来られ、私が応対しました。

「塩屋は北の異人館と遜色がないくらい魅力的な町です。若い人たちが移り住んできています。

厳しい財政事情はわかりますが、”デザイン都市・神戸”を標榜するというのなら、ぜひともジョネス邸を保存できるようにしてほしいです」

「署名は短期間で1000筆を超えました。区外からも保存を求める声がたくさん寄せられています」「ぜひ、超党派でがんばってください」─。

建物の中はとても素敵で素晴らしく、持ち主がしっかりと維持してきたことが窺えます。共産党議員団は全議員が署名にサインさせていただきました。

私も署名を集めていますが、「え!あの建物壊すの!?そりゃあかんやろ!!!」など、ジョネス邸の保存と利活用が地域のみなさんの総意となっています。

山田川沿いの市道の陥没

3月21日に本多聞2丁目の山田川沿いの市道(道路幅約6メートル)で発生した突然の道路陥没(写真の黄色いフェンスの裏側の市道です)。

復旧工事は早期に行われ、負傷者は出ませんでしたが、信じられない事故であり、今後、市内のどこで発生するかも心配です。

私は3月25日に垂水建設事務所を訪れ、原因と今後の対策についての考えをお訊ねしました。

道路下の雨水管から勢いよく水が流れ出し、地下から土が沁み出ているようです。

護岸は昭和40年代に造られたものらしい。

兵庫県の神戸土木事務所に電話でお訊ねしたところ、川の底の足元が掘れていたため、補修工事をおこなったそうです。

市会の他会派の一般質問でも取り上げられていましたが、市内の地下の空洞調査の対象を拡大しますが、垂水区では今回の事故を受けて、山田川沿いから実施する考えです。

地元のバス(57系統)が増便されます②

神戸市バス57系統のダイヤ改正が今月から実施されることになりました。

市内全体では、減便や民間バス会社への路線移譲など、良くない話の方が多いです。

57系統についても、前に交通局に問い合わせたところ、営業収益が約2758万に対して営業費用は約4739万円で収支差が1980万円のマイナス、営業係数は172であると(平成22年度)。

じゃあ、赤字だったら増便するべきでないのでしょうか?

57系統は2007(平成19)年4月から、地域密着バス路線として運行を開始しましたが、朝・夕の時間帯の混雑は切実で、私のところにも要望が寄せられていました。

今年2月時点での日本共産党市会議員団からの要望への回答には、「…日々の運行状況の把握なども踏まえ、お客様のご利用状況等を注視しながら、適切なダイヤ編成等に努めていきたい」となっていました。

それが、4月からのダイヤ改正に伴って朝・昼・夜に各1本ずつ増便されることになったのです。

採算だけで判断するのではなく、実態を踏まえて住民に利用されやすいものすることが大切!

住民からの強い要望が実った貴重な経験だったと思います(^^)