”GDP年率6.3%減”
消費税の増税でやはり経済が大きく落ち込んだことが明らかになりました。
今日の日刊「しんぶん赤旗」は、イギリスの経済紙「エコノミスト」(電子版)が、昨年10月からの消費税増税について指摘している記事を紹介しています。
どんなことを書いてあるのか興味があって、インターネットで検索してみました。
すると確かにそういう内容の2月17日付けの記事が見つかりました(私が見たのは同誌の電子版ではないと思いますが)。
私が読んだのは、短い記事。そこには、
Japan’s GDP shrinks dramatically after a tax rise and a typhoon
(日本のGDPは増税と台風の後で劇的に落ち込んでいる)
Abe Shinzo has repeated his worst economic blunder by increasing the consumption tax for a second time
(安倍晋三は2度の消費増税によって最悪の経済的大失策を繰り返した)
と、文頭からこういう調子で書かれていました。
さらに、こう書かれていました。
…But two lessons are clear.
(…しかし、2つの教訓が明らかとなった。)
Japan’s bond market is remarkably docile. And its households are painfully sensitive to increases in the consumption tax, a broad value-added tax imposed on many of their purchases.
(日本の債券市場は著しく従順だ。そして各世帯は、たくさんの購入品に課される広大な付加価値税である消費税の増税に痛々しいほどに傷つきやすい。)
( )内は私の訳ですが…(^^ゞ
この記事は、2019年10~12月に実質GDP成長率が大きく落ち込んでいることを政府の統計を掲載して示しています。
まさにその通り!
消費税増税は、誰がどう考えてもやってはならない最悪の愚策であることを海外のメディアが指摘しているのです。
署名運動をしていて、「どうせ、運動したって変わらないでしょ?」などと言われることもあります。
いや、今この運動をしなくてどうするんだ!ということです。
格差をただし、暮らし・家計応援第一の政治にきりかえることを、安倍政治からの転換に向けた野党間の政策的合意として築き上げられてきています。
すべての階層に、日本の経済に影響を及ぼす問題です。
この運動を強めていきましょう(^^)/!
今日は、レバンテホールで垂水区日本共産党後援会主催の「新春の集い」でした。
宮本たけし前衆議院議員が講演。野党共闘にかける思いを熱く語っていただきました。
恒例のミニコンサート♫
歌 藤原道代
ピアノ 高石 香
月光 ラデスキー行進曲 フニクリフニクラ…
参加者からは、「プロの演奏が聴けてとても良かったです」。
「癒されました」。
会場内は一体感に包まれました(^^♪
プロのクラシック演奏を生で聴くと、高い入場料で大阪や京都にまで足を運ばないとなかかな難しいです。
クラシック音楽を身近に感じられる、垂水区共産党後援会ならではの企画です!
神戸市は、「リノベーション・神戸~垂水活性化プラン」なる垂水駅周辺の再開発計画を発表しました。
駅の近辺に「令和6年ごろまでに人口約1500人分を増やす」としています。
その最大の特徴は垂水駅東側の一区画に地上30階建ての高層タワーマンションを建設すること。
「民間主導の開発」とはいえ、神戸市が2019年度予算で設計費を丸抱えしています。
「再開発に合わせて、商売を止めます」
「他へ移って商売をする」
「工事期間が長い、騒音対策はどうなるのか」
「大型車両の出入りが心配です」
「垂水小学校は今満杯、これ以上子どもが増えると大変」など、周辺住民から私との懇談で多数寄せられました。
これで魅力ある駅前の再生が実現するでしょうか?
活力あり、賑わいのある垂水商店街にしていくことや魅力ある街の再生は、景観を配慮した低層の開発で可能です。
神戸市の計画には、垂水図書館の再整備や「子育て支援拠点の整備」など、区民からの強い要求を一定反映した内容も含まれていますが、だからと言って、高層タワーマンションにする必要ありません。
だいたい、再開発計画の具体的な中身について、一部の地権者や開発業者など以外には、ほとんど知らされていません。
垂水の中心部、玄関口は一部の人たちだけのものではなく、区民みんなのものです。
高層タワーマンション建設が主であるこの計画はいったん中止させ、すべての垂水区民に喜ばれ、魅力ある再開発事業に転換することこそ必要です。
今日は“資本論と私”なんて、たいそうな表題をつけてしまいましたが…。
いま、新版「資本論」は第3冊目が発売されています。
最近の日刊「しんぶん赤旗」で、学者・研究者の方が「資本論」とご自身とのかかわりを紹介した記事がよく掲載されており、読んでいて、私も「買って読まなきゃ」と触発されまして(^^ゞ
私は2分冊目まで読みました。
大事なところに線を引いたり、チェックを入れたり、何かを書き込んだりしながら読んでいます。
どこに線を引いたか。
例えば第2分冊の
・「労働力の使用は労働そのものである」(第3篇第5章第1節より)。
…いっしょに勉強会をしていて、「労働と労働力の違いってなんなん?」と質問が出ることもあるのじゃないでしょうか。
私は趣味的には、イギリスの農業に関心があるので、主に第3部かな(^_-)?
過去にも読みました。
第1部から第3部までの通読を2回しましたが、まあ、とにかく字ずらに目を通す。
不破さんの本を購読して、そのついでに関係する箇所に目を通すことくらいはいまでもしていますが。
まあ、そんなこんなで、例えば、「労働力の価値」だとか、「資本の有機的構成」だとか、「差額地代と絶対地代」だとか…主だった術語を解説書で「理解」する程度。
されど「資本論」(-_-)
そんな読み方でいいのか…。
今回読む上での問題意識!
多くの大学で学ぶような経済理論は高校以上の数学の知識くらいがないとなかなか深まらないでしょう。
しかし、「資本論」はたしかに難解ですが、“人生経験”で読める。
ある方から党の会議の席上で、こんなことを言われたことがありました。
「最近の個々の経済事象は新聞や雑誌などを読めば、だいたい分かる。しかし資本主義社会の仕組みがどうなっているのか、僕は経済学を学ぶことが大切だと思う」。
激動する情勢。
科学的社会主義の基礎理論を学ぶことはとても大切!