月別アーカイブ:2011年10月

道路の補修~神陵台

「またケガ人が出ました。なんとかしてください!」

私が宮城へ出張中、携帯に依頼の電話が寄せられました。

写真は神陵台にある団地の出入り口の歩道です。

7日朝に独り歩きをしていた高齢の方が足を引っ掛けて前に転倒し、グレーチングされた雨水幹線の金属のふたに顔面をぶつけて出血、

救急車で搬送される大ケガをされたのでした。

消防局に問い合わせると、昨年にも同じようなことがあったそうで、このまま放っておくわけにはいきません。

早速、私から建設事務所に問い合わせて現場を調査していただき、水環境センターとも連携して、安全補修をしていただくことになりました。

みなさんの地域で何かありましたら、私までご連絡下さい。

雨水対策

 今日はザザ降りの雨。最近、本当によく降るなあと思います(*_*)

この一ヶ月間の議会中にも、台風やゲリラ豪雨によって、浸水被害に見舞われた地域もありました。

 先日の建設水道委員会では、9月に襲って来た台風15号によって被害を受けた西区・玉津地区への対応を問いました。

もともと、雨水幹線が整備されていなかったらしく、道路計画との兼ね合いで、これからも本格的な雨水対策を組むメドが立っていないようでした。

 しかし、同じような豪雨は今後もあって不思議ではありません。

来年度予算で暫定的に管を数本設置するとのことですが、今年度中に発生したばあいにどうするのか?

 他都市では、雨水浸透ますの設置工事助成金制度など、浸水被害からくらしを守る制度を作って、効果を発揮しているところもあるようです。

 しかし、神戸市にはそういった制度はありません。

私は地域の住民のみなさんと一緒に当面の浸水防止対策を進めることと、助成制度の設立を検討するよう求めました。

ゲリラ豪雨による被害はどこで発生しても、おかしくありません。

災害に強い町にしていくために何が必要かを考えさせられました。

塩屋地区で集い

昨日、塩屋地区で会場みなさんとなんでも話し合える集まりを開きました。

塩屋在住の経済学者・平野喜一郎三重大学名誉教授が「なぜ国民のくらしから安心と希望が奪われたのか」をテーマに講演。

沖縄基地問題、原発、TTP、経済政策と多岐にわたる角度からお話され、会場からは、「昔は1ドル=360円だったのが、今は70円にまでドルは弱っているのにどうして基軸通貨でいられるのですか?」など質問が寄せられました。

私にとっては、議員になってから初めての集まりであり、

「神戸マラソン」を控えた地域での国道”3車線化”工事のこと、市会で要望した

高齢者見守り推進事業のことなど、地域のみなさんと一緒に運動していきたい旨、訴えさせていただきました。

町の消防のこと、道路計画のこと、バスのダイヤのこと…いろいろ要望が出され、たいへん刺激になりました(^O^)一つ一つ、“宿題”をこなしていきます。

被災地(宮城県)を訪れる

女川町を訪れました。写真は高台にある医療施設から役場付近を見下ろしたときのものです。 

まるで終戦直後の焼け野原のよう…。 

人が立っているところは駅のプラットホームだった! 

電車は奥の山のふもとまで“泳いで行った”とお聞きしました。写真の「女川町生涯教育センター」(いわゆる”原発マネー”で造ったとか…)は、3月11日の地震の日、会議をしていた人たちは、最上階の部屋まで緊急避難し、助かったそうですが、津波が喉の高さまで押し寄せたそうです。

原発事故がなかったことが不思議なくらいの凄まじさを感じました。 

林の枝に生活雑貨がたくさん引っ掛かっていました。 

民家も公営住宅も強烈な黒い水圧によって破壊され、ここに普通の生活があったことを考えると胸が締め付けられる気がします。

「全国災対連」の交流会に参加

8日~10日まで宮城県で開かれた、「全国災対連交流集会」に参加しました。全国から200人以上の各地で災害対策の運動に取り組んでいる人たちが集いました。

震災から7ヶ月。被災地の現状を当事者のみなさんから直接聴くことができました。

石巻市の被災地では今も至るところ瓦礫の山。流された自動車が高々と積まれていました。門脇小学校は、校舎が全焼しましたが、校長室(写真1階)の金庫に保存していた卒業証書は無事だったそうでした。しかし、校区全体が消えてしまった感じで今後この地域に学校が戻ってくるのかどうかはわかりません。こどもたちは、近くの日和山というところに避難したそうです。

元の生活と生業を取り戻したいと願う人達への本当のエールは、「被災者こそ主人公」の立場で、早期に願い実現に取り組むことだと思います。災害は決して他人事ではなく、たった一度の自然災害によって、人生を狂わされてしまいます。

こどもたちについては、命と生活基盤の補償とともに、心のケアをどうするのかが、特に大きな課題です。津波は小さなこどもたちに強烈な衝撃を与えたのです。震災前から、公務員が減らされ続けてきたことも響いたようです。先生達の現場での苦労は、瓦礫の山と、こどもたちからの悲鳴と毎日向き合う中で計り知れないストレスをもたらしているようです。

防災と教育に地域と行政がどう取り組んでいくべきなのか、考えを深めることができました。

まじめに働く人たちによる市民に優しい発案~高齢者見守りネットワーク

「高齢者の所在確認ができていない」「大阪・京都・神戸 3つの都市の比較─100歳以上の方が105人わからない神戸市」昨年8月10日付の「神戸」にこんな記事が掲載され、世間に衝撃を与えました。

町が高齢化する中で、高齢者の地域見守り活動は切実な要求になっています。神戸市水道局の外郭団体「神戸市水道サービス公社」で水道検針員として働くみなさんは、神戸市が民営化を強行して、リストラやいやがらせ攻撃に遭う中で、懸命にたたかってきています。

いまこうした中で、「私たちにできること」「一人でも多くの市民を守っていきたい」との思いから、全世帯を対象とする「高齢者見守りネットワーク」を政策提案し、神戸市に事業化するよう要望しています。

検針員のみなさんは、2ヶ月に1回の各戸訪問を通じて、「来てくれるのがとても楽しみ」「相談にのってくれる」と、住民との絆を培ってきました。

私は、昨日の決算特別委員会の質疑中に「水道検針業務の民間委託強行をやめよ。検針員はメーターを見ることだけやっているのではない。生きている人間とつながって住民のためにいい仕事させてほしいと願っている」と水道局に意見を述べ、見解を求めました。

しかし答弁は、「コスト削減」「競争性の導入」云々とそっけないものでした。水道局は8年連続の単年度黒字(平成22年度の決算では、8億900万円)で、経営的には困っていません。

なによりも水道事業会計を「健全」にしてきたのは、働いておられるみなさんの努力と苦労です。「住民のためにいい仕事をしたい」と願う検針員のみなさんの運動は、いま大きく盛り上がっています。

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