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生活保護の相談を受けて感じてきたこと

  生活保護制度は、憲法25条に基づき、すべての国民に健康で文化的な最限度の生活を保障する目的でつくられた社会保障制度です。生活相談所は、生活に困り果て、わらをもすがるような気持ちで、訪ねて来られる方々を親身に支援し続けています。働きたくても働けない若い世代の人たちからは、「あなた、若いのだから働けるでしょ」「病気の人しか生活保護は受けられませんよ」などと、福祉事務所から言われて相談に来られるケースがよくあります。私は、相談者の事情をなるべく詳しくお聞きした上で、十分に時間を取ってから一緒に福祉事務所に付き添うようにしています。生活保護制度は、資力調査や就職活動をしていることを証明するなど、手続きが必要ですが、生きていくために必要な所得を得ることができず、生活に困ったときには、だれでも無差別・平等に受ける権利があります。相談者の人たちは、「何も好きこのんで、生活保護を申請しようとしているのではありません。まだ若いのだから、働いて自立したいと思っています」と、私に思いを語ってくれます。決して、「楽」をしようと考えているわけではありません。ホームレスになる不安と恐怖から免れ、だれもが余裕を持って求職活動をおこない、自分に合ったライフスタイルを見出すことができる社会にしていくことを、国も自治体も真剣にすすめていかなければならないのではないでしょうか。

演説について思うこと

演説は候補者の命。ベテランであれ、新人であれ、私のようなモノであれ、常に勉強しなければならない課題の一つ…一昨日、市議選でともにがんばるウチの仲間たちと、「勉強会」をし、とてもいい刺激になりました(^^)¥なにせ、共産党は政策が「得意科目」なので、自信を持って話せる内容は(例えば、尖閣諸島、景気対策、財政再建問題、議員団の実績等)無数にあります。でも、それを市民のみなさんがどう感じるかは別問題。ウチの党がよく指摘されるのは、「共産党は、みんなおんなじこと言っている、個性がない」。誰も望んで面白くない演説をしようとしているわけではないけれど、”知識”でしゃべると、つい、つまらない演説になってしまう。「共産党は、生まれて88年。一貫して戦争に反対してきました」という話内容でも、実際に戦争経験をしてきた人や、平和運動で頑張ってきた人は迫力が違うと思います。私だってときどき、演説をほめられることがあります。瞬間、嬉しいです。しかし、有頂天になるな!上手くしゃべろうなんて、あるいは、聴かせる演説をしようなんてことまで、考える余裕はありませんが、とにかく、地域、業者、運動…現場に入って、「生の声」をシャワーのように浴びて、福祉・くらし、平和など、自分自身がなにを実現しようと思って、タスキをつけているのか、心でメッセージを送りたいと思う今日この頃です。

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