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今年、2回目の視察

  • 市議会・大都市行財政制度に関する特別委員会から、関東方面へ1泊2日間の視察をしました。

    1日は東京都大田区。「民泊事業(大田区国家戦略特別区域外国人滞在施設経営事業)」と訪日外国人旅行者の受入施策について。
    羽田空港に近い同区は外国人の滞在者が特に近年急増していますが、観光客の呼び込み策を「民泊事業」と一体に推進しようとしています。
    「民泊」については、事業者の公募を開始していますが、住民からの不安はたいへん大きいようです。
    条例と規則を定めていますが、旅行者の迷惑行為が発生しても事業者への罰則規定はありません。「たいへん高いハードルをクリアした事業者が参入するから」との説明ですが…。
    … … … … …
    ◇2日めは静岡県庁へ。
    移住・定住施策について。
    人口の流出(転出超過数)が平成26年度全国2位だったとお聞きしました(27年度は5位に)。
    首都圏の若年層にターゲットをおいて、東京都内の事務所で移住相談センターを開設。

    農村部での暮らしを希望する人達の定住に一定の成果をあげているようでした。
    しかし、同時に「あわせて就職の相談を受けます」「若い女性の転出が顕著です。医療費助成や不妊治療助成、待機児童対策などにも取り組まなければなりません」と、職員の方が語っておられました。
    平成27年度は、兵庫県の転出超過数がが全国2位(7409人減)となっています。
    地元の子育て支援策の改善と強化が待たれているなとあらためて感じました。
    あと、富士山保全協力金についての取り組み状況についてお聞きしました。

  • 三田市へ視察


      文教こども委員会の実地視察で三田市フラワータウン内にある多世代交流館ふらっとを訪ねました。
      同市の合計特殊出生率は、全国・全県平均を下回っています。
      市民意識調査(2005~2009年度実施)で「こどもが安全に遊べる場所が少ない。自分の自由になる時間がない」という市民からの回答を反映してつくられたようです。
      もともと商業施設用の建物の2階スペースを市が高額で買い取ったよう。
      ◇            ◇            ◇

      「シニア・ユースひろば」。
      碁で盛り上がっていました。
      ◇            ◇            ◇

      「子育て交流ひろば」。
      訪れたのは、午後2時~4時の時間帯です。
      親子で愉しく。
      午前中は幼稚園に通っているのかな?
      保育士やボランティアの方々が世話をされています。
      ◇            ◇            ◇

      市内の幼稚園や保育施設の情報窓口になっています。
      ただ、公立保育所は市内に1ヶ所しかないとお聞きしました。

    関東方面へ視察②


    初日に東海道新幹線から撮りました。
    本当に冷え込んだ2日間でした。
    □          □           □

    雪は彦根あたりから名古屋へ向かう途中…でも、富士山はとても綺麗でした。
    練馬区役所に到着したのは夕方。
    西の空にのぞむ富士山は夕焼けが掛かって、鮮やかな「赤富士」でした。撮影できなかったのは残念ですが。

    関東方面へ視察

    ◇1月25日
    松本・大瓦・林議員、事務局員の方と5人で練馬区役所へ。
    「ゲリラ豪雨」が増えています。
    水害時などの水防体制の充実と強化策について学んできました。

    区の危機管理室と土木部の担当者からヒアリングを受けました。
    水位観測カメラと土嚢ステーションが河川に既設されておろ、区役所からリアルタイムで様子を観ることができる仕組みになっています。

    浸水ハザードマップには、水害時の避難所の一覧表が記載。
    地区区民館や敬老館、地域集会所などを「小規模水害時」の避難所として指定います。
    小中学校は「大規模水害時」に避難所として活用します。

    ◇1月26日
    2日目は横浜市役所へ。
    午前中、共産党の市議団控室を訪ねました。

    同市では、中小企業振興基本条例を2010(平成22)年に制定しています。
    かねてから制定を強く要望してきた同市議団。
    「市長は、毎年、市会に中小企業の振興に関する施策の実施状況を報告しなければならない。(第8条)」という条文が記載されており、これが行政に一定の実行力をつけていることがわかりました。
    午後は、港湾局から客船の寄港促進の取り組みについてお聞きしました。

    ビラを作りました

    私の活動報告をビラにしてみました。下の青い字をクリックしていただければ、ファイルを開くことができます。

    市会報告垂水区西部版 表

    市会報告垂水区西部版 裏

    大飯原発を視察

      神戸市会議員厚生会として、福井県の大飯原発を視察しました。
      原発に関する質問を何度かしたことがありますが、私にとって見学は全く初めて。
      午前9時に市役所をバスで出発して到着は午後1時前。
      往復7~8時間はかかる長旅でした。
      関西電力から丁寧でわかりやすい説明を受けました。
      ”いかに原発は再稼働しても安全か”の説明です。
      タービン建屋など施設の中まで見学させていただきましたが、初めから終わりまで「安全です」「福島第一原発とは異なるしくみを採用していますから」…。
      それでも、疑問が残りました。
      「新規制基準を十分にクリアしている」と言われても、「新規制基準」は「安全基準」ではありませんし、世界の基準よりも劣っていると指摘されています。
      原子炉格納容器内のしくみを実物大3分の1の模型の中に入っての体験学習…
      ウラン燃料の核分裂による強烈なエネルギーの放出で水を高温の水蒸気に変えて送り込み、タービンを高速回転して発電する。
      ナレーションでこんなセリフも。
      ~「もうこれで絶対に安全ですね」
      ~「いえいえ、さらなる安全性を追求してまいります」。
      つまり、再稼働したい関西電力さえ絶対に安全とは言い切れないのです!
      ウラン燃料は「貴重な資源ですから再利用するしくみを作っています」と。
      しかし再利用するとは、使用済みの核燃料から猛毒のプルトニウムを取り出して使用するということではないのか??
      再利用は最初のウラン燃料よりも危険を伴うという説明はありませんでした。
      見学できるといっても、個人で自由に写真を撮ることは禁止。
      携帯電話やスマートフォン、運転免許証などの身分証明書の提出を義務付けられています。
      構内には現在、協力会社の社員も含めて約3000人が働き、”安全”のための試験や、万が一に備えた工事をしていました。「防波堤はさらに3メートルかさ上げ(海抜8メートル)しましたから、津波が来ても大丈夫です」とも。
      相当な人員配置。大がかりな工事。しかし、コストはどうも企業秘密のようで…。
      つまり再稼働の準備はかなり大ごとなのです!
      とにもかくにも「再稼働しても安全」を終始強調して、市会議員全員に原発への「理解」を求めるような説明が印象に残りました。

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