◇1月25日
松本・大瓦・林議員、事務局員の方と5人で練馬区役所へ。
「ゲリラ豪雨」が増えています。
水害時などの水防体制の充実と強化策について学んできました。
区の危機管理室と土木部の担当者からヒアリングを受けました。
水位観測カメラと土嚢ステーションが河川に既設されておろ、区役所からリアルタイムで様子を観ることができる仕組みになっています。
浸水ハザードマップには、水害時の避難所の一覧表が記載。
地区区民館や敬老館、地域集会所などを「小規模水害時」の避難所として指定います。
小中学校は「大規模水害時」に避難所として活用します。
◇1月26日
2日目は横浜市役所へ。
午前中、共産党の市議団控室を訪ねました。
同市では、中小企業振興基本条例を2010(平成22)年に制定しています。
かねてから制定を強く要望してきた同市議団。
「市長は、毎年、市会に中小企業の振興に関する施策の実施状況を報告しなければならない。(第8条)」という条文が記載されており、これが行政に一定の実行力をつけていることがわかりました。
午後は、港湾局から客船の寄港促進の取り組みについてお聞きしました。
神戸市会議員厚生会として、福井県の大飯原発を視察しました。
原発に関する質問を何度かしたことがありますが、私にとって見学は全く初めて。
午前9時に市役所をバスで出発して到着は午後1時前。
往復7~8時間はかかる長旅でした。
関西電力から丁寧でわかりやすい説明を受けました。
”いかに原発は再稼働しても安全か”の説明です。
タービン建屋など施設の中まで見学させていただきましたが、初めから終わりまで「安全です」「福島第一原発とは異なるしくみを採用していますから」…。
それでも、疑問が残りました。
「新規制基準を十分にクリアしている」と言われても、「新規制基準」は「安全基準」ではありませんし、世界の基準よりも劣っていると指摘されています。
原子炉格納容器内のしくみを実物大3分の1の模型の中に入っての体験学習…
ウラン燃料の核分裂による強烈なエネルギーの放出で水を高温の水蒸気に変えて送り込み、タービンを高速回転して発電する。
ナレーションでこんなセリフも。
~「もうこれで絶対に安全ですね」
~「いえいえ、さらなる安全性を追求してまいります」。
つまり、再稼働したい関西電力さえ絶対に安全とは言い切れないのです!
ウラン燃料は「貴重な資源ですから再利用するしくみを作っています」と。
しかし再利用するとは、使用済みの核燃料から猛毒のプルトニウムを取り出して使用するということではないのか??
再利用は最初のウラン燃料よりも危険を伴うという説明はありませんでした。
見学できるといっても、個人で自由に写真を撮ることは禁止。
携帯電話やスマートフォン、運転免許証などの身分証明書の提出を義務付けられています。
構内には現在、協力会社の社員も含めて約3000人が働き、”安全”のための試験や、万が一に備えた工事をしていました。「防波堤はさらに3メートルかさ上げ(海抜8メートル)しましたから、津波が来ても大丈夫です」とも。
相当な人員配置。大がかりな工事。しかし、コストはどうも企業秘密のようで…。
つまり再稼働の準備はかなり大ごとなのです!
とにもかくにも「再稼働しても安全」を終始強調して、市会議員全員に原発への「理解」を求めるような説明が印象に残りました。