条例に基づいて、長寿の方に送られてきた敬老祝い金制度が神戸市にあります。
まだ、議会で廃止条例が出されて審議されたわけでもないのに、久元市政はこのたび、満88歳と100歳の誕生日を迎える方々に下記の内容の「手紙」を送り付けています。
陽春のみぎり、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
さて、このたびは、阪神・淡路大震災をはじめいくたの苦難を乗り越えられ、長年にわたって神戸市政にご貢献いただいた満八十八歳、満百歳になられるみなさまに対しまして、私の思いを直接お伝えするため、お手紙をお送りさせていただきました。
これまで、多年にわたり社会の進展に寄与してこられた満八十八歳と満百歳の誕生日を迎えられましたみなさまに、敬老祝い金をお渡ししてまいりました。
しかしながら、我が国は、いまや世界でもっとも長生きできる国になり、今後も高齢者の人口が増え続けると予想されています。
このような時代においては、高齢者の方がいつまでもお元気で、すこやかに過ごしていただけることがますます大切になってまいります。
このため、今年度からは、今までお渡ししてきた敬老祝い金を廃止し、これにかえまして、高齢者のみなさまの健康づくりや、いつまでもお元気でご活躍いただける新しい仕組みづくりに、神戸市として取り組んでまいりたいと考えております。
「高齢者が地域とつながり いきいきと元気に暮らせるまち」をつくることが私の願いでございます。末筆ながら、いつまでもお元気で末永くお過ごしいただきますよう心からお祈り申し上げます。
神戸市長 久元喜造
5月22日は演説会。小池晃書記局長が来神します。
そこで、今日は朝から夕方まで宣伝カー。
神戸市会議員団揃って市内各地で街頭宣伝をしました。
王子公園から学園都市まで。
午後4時前まで垂水駅前で。
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ところで先日、神戸市が今年4月1日時点での待機児童数を発表をしたことを受けて、「保育所待機児童対策に関する緊急申し入れ」の要望書を久元神戸市長に宛てて、提出してきました。
待機児童問題は、日本共産党が国会で何度も取り上げ、「緊急提案」を発表しました。
喫緊の社会問題です。
神戸市内では、保育園数は増えているとはいえ、公立保育所に限ってみると、1999年度の85か所から2014年度の58か所と激減しています。
神戸市は1984年以来、全く公立保育所をつくってきませんでした。
保育所が足りないのです。
昨年よりも深刻です。
(4月28日 松本則子団長から大下こども家庭局長に提出)
待機児童解消のためには認可保育所(園)の増設こそ急がれています。
要望書には、保育士確保のための思い切った支援措置も盛り込んでいます。
担い手不足が尾を引いています。
税金の使い方を改めて、本当に必要なことに充てるべきです。
◇ ◇ ◇
ところが昨年夏に、市民からの通報でナラ枯れ被害が発生。
カシノナガキクイムシ(カシナガ)という昆虫が病原菌を運ぶことでナラの木が次々に枯れていく深刻な樹木の被害です。
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私が建設局の担当者に問い合わせて調べたところ、現在、神戸市内で最大規模の被害になっていることがわかりました。
市職員や民間のNPOの方たちが丹念に調査活動をしているとお聞きしました。
対策として伐採作業をすることに。
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先日の市会・企業建設委員会で、共産党議員団から対策の強化を要望しましたが、建設局は「市内全体に被害が広がっているわけではない。現在の体制で見ていく」などと答弁。
日頃は民間団体や県の森林組合と連携して対策に努めていますが、市内には広大な緑地があります。
大切なことは早期の発見です。
… … … … …
ナラ枯れ被害の発生メカニズムははっきりしていないとお聞きしました。
近所の閑静な住宅街の森林で発生して気づかされましたが。
市内のどこの森林で発生してもおかしくないのでは?