神戸市内には、127カ国44882人(7月1日現在)の登録外国人が暮らしています。長引く経済不況が続くこの国を、決して住み心地がよいと感じていない方が多いようです。民間団体も自治体も、社会全体で日本語を使って生活できない人たちへの支援の輪を広げていくことも大切な課題です。神戸国際会館(中央区御幸通8丁目)20階の神戸国際コミュニティセンター(KICC)では、6言語(英語・中国語・韓国朝鮮語・ベトナム語・スペイン語・ポルトガル語)対応で、生活相談員が日常生活に関する相談業務を窓口及び電話にて実施しています。福祉医療、年金、就職活動など相談内容は多岐に渡り、年間1100件を超える相談を受けてきています。ただ、案内のパンフレットは極めて文字が小さて読みにくく、区役所に置かれていないため、私たち日本人や未登録の外国人には届きません。国際都市神戸にふさわしく、支援体制をより充実させ、区役所や勤労市民センターなどに、わかりやすい案内パンフを置くように神戸市に要望しました。
今日は、建設水道委員会(市会常任委員会)の日でした。所管局は文字通り建設局と水道局。質問をすること自体、4年ぶりであり、私にとっては”メモリアルデー”でした(^^)久しぶりだからと言って、とくにあがることもなく、また、感が狂うとか、ブランクを感じるとか言うこともなく、適度な緊張感を愉しみながらの委員会質問だったと思います。請願も陳情も掛かってなかったので、当局からの「事業概要」の聴取の後に質問。水道局に対しては、東日本大震災の教訓を水道局としてどう受けとめるのかについて質しました。昨日の総務財政委員会では、原子力発電に依存しないエネルギー政策への転換を訴える陳情が市民から出され、福井の原発から半径20キロ圏内の琵琶湖が放射能汚染された場合、水道水が利用できなくなることにも触れておられました。全く同感ですし、市民の代表的な気持ちだと思います。神戸市が災害に強い街づくりの一環として、巨費を投じて建設中の大容量送水管(私たちは不要不急の無駄遣いと考えている公共工事ですが)でさえ、貯留能力を調べてみたところ、計画通り工事を完了させても、せいぜい7日分の水道水を市民に供給できるだけです。ハード面をいくら整備しても、フクシマのような事態になれば水道事業そのものが成り立たなくなってしまいます。答弁を聴いていて、今回の震災から深く教訓を汲み取った事業計画にはなっていないなと感じました。
震災で被災された方々が、神戸市内にも移り住んできています。被災者登録区別件数(6月20日現在)によると、神戸市全体で188世帯・471人が市営住宅・県営住宅等公営住宅や親戚知人宅等を訪ねて来られています。なかでも、垂水区が最も多くて53世帯・151人が!私の近所にも宮城県から高齢のご夫婦が、津波で全壊した自宅を逃れて移り住んで来られました。長年住み慣れた地域のコミュニティを壊され、全くか、ほとんどなじみのない地域に来て、不自由しないか…。願いや悩みに心を寄せていきたいと思います。
今日、本会議場の座席が決まった。座席番号は17番。前から2列目。これから4年間、ここで質問や討論ができる。大いにがんばるぞ!今日の議事日程は議長・副議長選。驚いたことがある。わが会派は、松本則子団長を議長に推薦した(副議長は、協議の上、新社会党の粟原議員を)。選挙結果は、議長は自民党、副議長は民主党だった。それ自体は、議席数の関係上、何ら不思議なことではない。ところが、そこには、「みんなの党」会派の8票も含まれているのだった!自民2会派、民主、公明とあわせての56票。ますます、与党化してきている観を否めない。”自民も民主もダメ”と昨年の今頃、大宣伝をしていた新鋭の党として多くの市民が期待していたのではなかったか…違和感を憶えた。
いよいよ、今日から市会議員としての生活が始まる!今朝は、6時半から本多聞6丁目の公園でのラジオ体操。終わって自宅に帰ると、妻が赤飯を炊いて用意してくれていた(^^)その後、1時間ほど地元の駅で早朝宣伝。独りで「期限を決めて原発から撤退」を訴えるビラを配布。午前中は地区事務所で会議。それから初登庁、という流れでした。いただいたのはバッジだけでなく、小さなカードサイズの、「市会議員証」。1期目のとき(2003年)にはもらわなかったものです。それには、「任期は平成27年6月10日まで有効」と記載されています。全体議員総会が本会議場でおこなわれたのも、1期目のときと違っていました(前は、委員会を開催する部屋でした)。気になったのは、本会議場に日の丸が掲揚されていたこと(やめてほしい)。議員団控え室の私の机の位置(本岡節子前市議が使っていた机)も決まり、今日それが一番うれしかったです。夜は須磨の事務所で会議。午後10時過ぎ帰宅。さあ、明日も”朝立ち”から一日が始まる。これからもよろしくお願いします(^^)/