生活保護は国民の権利。年金や賃金などが低すぎることこそ問題。

先日、ある60歳の男性から私のところに一通の手紙が届きました。

「生活保護の申請を丁寧に支援していただき、おかげさまで、なんとかやっていけることとなりました。身より頼りがなく、年もとっており、健康に不安もあって生きる希望を失いかけていましたが、これで生きる勇気がわいてきました。仕事はなかなか見つかりませんが、ハローワークに通っています。赤田さんの対応の早さ、共産党さんの地域に対する細やかな視線など、機会があるごとに知人に話していき、少しでも気持ちの上で恩返しができたらなと考えています。ありがとうございました。」

うれしい手紙でした。世間では、不正受給等がまかり通っているとして、保護受給者を一律に批判する意見があります。しかし、私は、これまでそんな人に出会ったことはありません。また、事前の生活相談の段階でおかしいと感じたら、厳しく指摘します。それが、当然だと思います。

生活保護は国民の生存権行使の権利であり、年金や賃金などが生活保護基準以下の暮らしを余儀なくされている人たちがあまりにも多いこと自体が大問題だ思います。不正受給は腹立たしいことですが、一部の者による行為を理由に、生活保護制度をよりいっそう改悪することは絶対に許せません。

消費税増税、絶対に許さない(`´)

国会で「社会保障と税の一体改革」法案が審議されています。日本共産党が発行した「提言」(ダイジェスト版)はとてもわかりやすく、読みやすく編集されています。

今日は、朝・昼・夕方と駅前で街頭宣伝をしました。

市民の反応は、いまひとつといった感じがしますが、「消費税を増税する必要はありません。社会保障の充実と財政危機の打開には、別のやり方があります」などと、丁寧に歯切れよく訴えると、パンフを受け取る人、自ら取りに来る人が現われたりすいます。

今日は、支部会議と生活相談をはしごしながらの街頭宣伝でしたが、一日最低1回は、消費税問題で訴えていこうと思います。

夕方の宣伝は私独り始めましたが、病院帰りの仲間と宣伝中ににばったり出会い、「オレモ党員の端くれだから…」と、手伝っていただきました。こういうのって、結構嬉しいものです(^^)♪

来賓として参加(カラオケ大会と舞子まつり)

今日は、2つの行事に来賓として参加しました。

一つは、「神戸まつり協賛行事・垂水区民カラオケ大会」(垂水商店街市場連絡会)。

45人の方が歌唱披露をしました。

残念ながら私は前半の途中までしか聞くことができませんでしたが、後半の部で、視覚障がい者の知人が出演し、熱唱していました。

別のところで何度かカラオケのお付き合いをしたことがあり、全盲であるにもかかわらず、歌詞を間違えずに歌うのには、いつも驚かされてきました。

もう一つは「舞子まつり」(舞子小学校にて)。

保育園や幼稚園の園児たちがかわいい歌と遊戯を披露。

児童館の子どもたちのハンドベルと歌の演奏も好評でした。

すばらしい演技を披露するために、相当な練習と教材研究に時間を要したのではないでしょうか。

現場の指導者の方の力によるところが大きいと思います。

観賞しながら、幼稚園も保育所も公的な責任をないがしろにし、ビジネスの対象にされかねない「新システム」は、絶対に導入させてはいけないなという感情が湧きました。

出張最終日

 9日(最終日)は、今治市役所(愛媛県最大の工業都市)を訪問。

いま、全国一の生産・出荷額に達し、ブランド化され、海外展開するまでに成長した「今治タオル」産業に行政がどうかかわったかについて勉強しました。

10年ほど前までは、中国製タオルに圧されて、危機的な状況だったようですが、今治市が国からの補助事業を積極的に活用して今治タオルのブランド化を図ったことなどが功を奏して今日に至っているようです。

神戸市も古くからある中小企業を元気づける姿勢が問われていると思います。

 ところで現在、今治タオルの企業数はそれでも、198社から121社(組合員数で)と減っており、かなりの中小業者が淘汰されているようです。

また昔からの技術職人が活躍する場は、かなり少なくなっています。

地元の人の話では、「私なんかは安いのしか買わない。タオルも造船もパッとしませんよ」。

当局からの話では、「ここまでの努力がなければ、今日の今治タオルはありません」とおっしゃいますが、国内外の経済情勢に業績はかなり影響することを認めています。

TPP参加や消費税増税はせっかくの努力と成長に冷や水をかけてしまうことになります。

 閑話休題。

今日は市会議員団から神戸市に対して、「大飯原発再稼動の中止を求める」申し入れをおこないました。

昨日のブログで少し触れましたが、私は原爆被害者の会で長らく活動されてきた80歳の女性の方の原発政策への怒りの声を思い浮かべながら申し入れに参加しました。

申し入れそのものの内容は、市会議員団ホームページにアップされると思いますのでご参照ください。

いまこそ共産党の出番!

 翌8日は広島市役所へ。

小規模工事登録制度を共産党市議団の粘り強い議会での質問(控え室に伺い、短時間ですが懇談しました)や地元中小業者の要求運動が実って、実現しました。

5~10万円前後の工事を地元の中小零細業者が受注しやすい仕組みになっています。神戸市には制度が存在しません。

契約実績も着実に伸ばしてきています。

広島市が制度の積極的活用をよびかけています。

ただ、市税や消費税などを滞納している業者は制度の対象から外されてしまいます(税金で仕事づくりを支援していますからでしょう)。

 野田政権が「社会保障と税の一体改革」法案を強引に通過させ、消費税の増税に執念を燃やしていますが、もし増税されれば、せっかくの制度を活用できなくなる業者が激増することになるのではないかと思いました。
 

 さて、今日は堀内照文さんが久しぶりに垂水に来たので、今朝は私とともに垂水駅周辺の商店などをあいさつ回り。

「原子炉の中をのぞいたことも、被爆の体験もしてないくせに、なんで原発再稼動なんて、怒りがこみ上げてくる」

「消費税を上げられたら、店をやめようかと考えている」

「地デジ対応で売り上げが伸びたように言われるけど、あれでカツカツなんです(電気屋)」

「本当に消費税上げなくてやっていけるの?」などの声に、堀内さんは[提言」パンフを手渡し、甘いソフトな口調で語りかけ、意気投合!

「こういうときにこそ、共産党の出番やね」と、何件かに励まされ、これまでになくよい反応でした(^^)/

情報は市民の共有財産…熊本県宇土市を視察

連休明けに会派としての視察に参加してきました。

5月7日(初日)は熊本県宇土(うと)市へ。

公文書の管理方式を改善させた経験とシステムを勉強しました。

当市では、2001年に公文書管理のための条例(宇土市文書管理条例)を制定し、文書の管理方法を従来の簿冊方式からフォルダー管理方式に切り替えて、文書の保存・管理をキャビネットに一括収納。それまで役所の執務室内の至るところに、ところ狭く高く平詰みされていた公文書が、すっきり整理整頓され、実務がスムーズに進むようになりました。

当条例は「地方自治の本旨にのっとり、市が保有する情報は市民の財産」が基本的立場。たとえメモ書きであっても、「他の職員も知っている場合は、公文書管理の対象となり、当然、情報公開の対象です」とのこと。

私は3月の市会で、公文書管理にかかわって関連した質問を行いましたが、宇土市からズバリ、そうこたえていただき、違いを感じました。

それは、”情報は市民の共有財産”との考えが根底にしっかりとすえられていることです。

市の規模の違いはあっても、学ぶべき点は大いに取り入れるべきだと思いました。