「大きな車がスピードを出して家の前を走るたんびに、震度1か2のように家の中が揺れるんですわぁ…」先日、霞ヶ丘で商店を営む数件の住民から相談が寄せられました。写真は、拡幅10メートルにも満たない狭い道路。山陽バスの路線を挟んで、廉売市場や中小の小売店が立ち並ぶ生活道路です。亀裂が入り、少しへこんでいるところがあります。車が通過すると道が”バウンド”して、家屋が揺れるのです。
私も現地で様子を確認しました。数年前に住民の方々が神戸市に調査を依頼したときの回答は、「道路には何の異状もない」ということだったそうですが、誰も納得しません。私はさっそく、建設事務所に問い合わせて再調査を依頼しました。新年度の予算で、改修工事をおこなう運びとなる見通しであるとのことで、たいへん喜んでいただきました。
私の小学校時代の恩師・N先生は、こどもたちに優しく、教育実践に情熱を傾け、父兄から信頼されてきた先生でした。私が小学校2年生のとき(ずいぶん昔の話ですが)にお世話になった先生ですが、いまでも元教え子宅を訪ねると「まあ、N先生!本当に懐かしいわあ」という調子で、昔の教え子の家族の方々との、30数年ぶりの再会を心から歓迎されます。共産党員の先生ということで、当時の職場で差別を受けてきたようですが、父兄からはたいへん慕われていました。「4年生は国語を重視し、おもしろい本をよく紹介したなあ、5年生には算数。割合が出てくるので、つまづく子がどうしても出てくる、こどもたちが私に返してくる言葉によく励まされたなあ…」と、笑みを浮かべながら懐かしい当時の教え子のことを振り返るN先生。私も教員を志した時期があったせいか、感動あふれる話に引きつけられ、うらやましさが込み上げてくることもあります。「あっ、そうそう、昨日の毎日新聞だったっけ?非正規の教員がものすごく増えている。今の学校ってたいへんだなあ…昔も非正規の先生はいたけれど、産休の先生が職員室に一人か二人いたくらいだったけどなあ」と嘆くN先生。「ぼくは小学校の先生をしていて本当によかったなあと思う」。80歳になった今でも、老人会での活動や、憲法9条を守る署名活動などで大忙し。いつまでもお元気でいてください!
公立小中教員のうち、常勤・非常勤講師のしめる割合が教員全体の15.6%と過去最高に達したというニュースにたいへん驚きました。おそらく高校になるともっと多いと思います。私も大阪で高校の非常勤講師をした経験がありますが、クラス担任も校務分掌にもかかわることのない、ただ授業だけを細切れに受け持つだけの教員生活というのは、たいへん孤独だと思いました。生徒たちとも親しい関係にはなれません。ただ教室と職員室を往復するだけ、授業が終わればさっさと片付けて校舎を後にする、新学期は自身の処遇がどうなっているのかもわからない─私の場合、そんな孤独な”教員生活”でした。嘱託として非正規で働く場合は別かもしれませんが、正規採用をめざす若い先生にとっては、自身の人生設計にかかることであり、切実です。さて、もうすぐ3学期も終わりです。”春”を迎えるころには、1期目のとき以上に、教育現場に足を運んでみようと思います。今日、子どもたち一人ひとりの成長・発達にかける責任の度合いがますます大きくなってきているのです。まして教員は専門職です。小中全学年での少人数学級の実現と一体に正規教員こそ増やしていくべきです。
そうか、担任の先生は就活よりも、進学を勧めておられるのか。で、どんな道を進みたいの?大学には全く関心がない、「就職しかない」と今まで思い込んできたから、あたまん中が混乱しているのか。う~ん、でもやっぱり、野球に未練があるんだね。小学生のころはファーストを守ってたしね。僕も妻と練習試合を観にいたことがあったな…でも、女の子は損だよな。中学では野球部に入れないし、高校に入ってソフトボール部を選んだけれど、野球とソフトじゃ違うしね。今の世の中、すんなり一流の企業に入れたりしたって、いつ、リストラされるかわからない。まだ高校2年生だし、人生は長い。60歳を過ぎてからプロの歌手になた人だっているからね。世の中だって、Mちゃんが僕ぐらいの歳になるころには、ずいぶん変わっているだろうしさ(いい方向に変えるのは僕の使命だけれど)!夢をあきらめるな!僕だって、ほとんど誰にも口外してない”夢”がある…。それと、女子のプロ野球が復活しただろ?あれってすごいよね。終戦直後にも女子プロ野球ってのはあったけど、定着しなかった。地方巡業がたいへんだったみたい。”野球は男のスポーツであって、女のスポーツではないってのはおかしい”という君の考えにはまったく賛成だ。自分を信じてそういう道に突き進むとすれば、社会進歩に一つ貢献するようなもんだろう…応援するよ!
UR(都市再生機構)は、10月から約78000戸を対象に家賃を月額平均で1000円値上げすると発表した。今回の値上げは5年前(2006年)の4月以来のこと。私はURの住民だ。家賃の値上げには反対だ。しかしもっとも痛手を受けるのは、経済的に困っている人たちだ。私は昨年の夏に、本多聞5丁目を全戸訪ねて回ったが、高齢者や若い親子が数多く暮らしている。そして、「できれば、家賃の安い市営住宅か県営住宅で暮らしたい」と願う人たちが結構いる。URは、家賃を滞納者への制裁が極めて厳しく、私も3ヶ月の滞納を理由に強制退去を迫られて、助けを求める生活相談を受けたことがある。うちでも、2DKで月額4~5万円もする。定年金や無年金の家庭、失業している家庭など、毎月家賃を払うのに苦労をする人にとっては、今回の値上げはまさに、窮状に追い打ちをかけるのも同然だ。家賃の決め方は居住者の所得水準に応じたものに改善するべきだ。住まいは人権だ。URは居住者の思いに耳を傾け、値上げを中止すべきだと思う。