14日に天ノ下郵便局前で、18日は明舞センターで街頭宣伝・署名行動に取り組みました。
消費税増税反対の署名―今回の行動では、これまで以上に対話が弾んだなというのが、取り組んだ者としての共通した実感でした。
「これ以上消費税上がったら生活できない」
「病院にも行けんようになる」
「寒いのにようがんばりますね!」と声をかけて激励してくれる人や、
「反対だけど、10%やられるんとちゃう?」
「1000兆円近い借金はそうするんや」などと疑問を投げかけてくる人もいました。
マスコミが流す「消費税増税は必要」という報道に多くの人が惑わされていると思います。
宣伝と対話の大切さを感じました。
11日は盛岡市へ行き、当市の復興支援策について調査にでかけました。
「岩手県の経済の中心であり、人材や資源、情報、交通が集積する盛岡市が、今こそ沿岸地域の復興に大きな役割を果たさなければなりません」(「東日本大震災に係る盛岡市復興推進の取組方針」より)。
市役所そばにある「もりおか復興支援センター(写真)」では、物資支援、電話や窓口での相談活動、個別訪問などをおこない、9600人を超える(1月8日現在)被災者の方が来館しているとのことでした。
“ここに来れば何かがある”―再会、出会いの場としての機能を果たしています。
同じ岩手県でも内陸部と沿岸地域とでは、気温が違います。
生活条件も急激に変化し、慣れない生活を送る人たちに対し、親身になってより良い支援を行おうとしている姿勢が感じられました。
市内に移り住んで来た被災者にとっては、より寒い街での孤独な生活の始まりでもあります。
切実な事態だからこそ、“支援して当然”といった思いで、支援センターのみなさんはがんばっておられるようでした。
館内には、支援グッズの販売もおこなっており、かなり好評です(写真)。
また、岩手県内の大学生のみなさんの発案で、中高生を対象にした学習支援も行っています。無料で、しかも、盛岡から、沿岸地域の中高校生たちのところへ出かけて行って、勉強のお手伝いをしていると聞きました!
語る迄もなく、復興までにはほど遠い状況ですが、国民レベルでの支援活動は途絶えることはありません。
そんな中で、TPP(環太平洋連携協定)への参加を表明したり、消費税率の引き上げを計画するなど、今の政権の政策と活動は、復興の重大な障害物でしかないと強く感じます。
10日~11日にかけて、市会議員団で、行政視察に行ってきました。
初日はさいたま市。
中学校給食の実施状況について調べに行きました。
当市では、「総合振興計画」で、平成25年度を目標年次に、全ての中学校において単独校調理場を設置することにしています。
センター方式を採用しない利点として~
①各学校の特色を生かした給食の実施が可能になる
②きめ細かな食の指導が可能
③配送時間が不用なため、調理後喫食までの時間を短くし、適温での喫食が可能になり、食中毒発生のリスクが低減される
ことをあげておられました。
もともと中学校はセンター調理場でしたが、市内すべて単独調理場に変えていくのです。一般会計規模は4000億円を少し超えたくらいなので神戸市に比べれば、6割程度。
財政的には苦労もあるようですが、食育を推進する観点から、また、歴史的にも“中学校給食は当たり前”でおこなわれてきただけに、神戸市のいまだに実施されていないことが、異常に思えてきます。
神戸市の多くの小学校では、単独調理場です。
いまさらセンター方式の調理場に再編する必要はありません。
すべての小中学校で、自校方式で給食をおこなうべきです。
垂水区生活相談所は、本日が今年初めての開設日。
私も、午前中に神戸市役所前で共産党議員団主催の街頭宣伝などを終えた後、地元に戻ってさっそく、今年初めての相談活動を開始しました。
子どもの教育相談、労働相談、雇用不安など40代、50代の方々からの相談でした。
ある40代の身体障害者のご夫婦は、3人の子どもを抱え、現在は無職・無収入。
家賃は滞納、高校生のお子さんは、中途退学を余儀なくされる。
ご主人は、力仕事で、体を壊してしまい、寝たきりの生活、奥さんは脳性まひのハンデを負いながらも、職業訓練校に通い、再就職のチャンスをうかがいながらも、全く仕事が見つからない、しかも、「3ヶ月も風邪を子どもたちが引いていますが、医者に行かせられないのがとても辛いです。一番下の子は、喘息を患っているんです」。
今日、福祉事務所に同行し、保護の申請を受理されて医療券が支給されることになったようですが…。
本当なら、仕事がしたい、しかしやむにやまれず、生活保護を受けざるをえない。そういうご家庭が本当に増えてきているなと実感します。
「生活保護を受けている人は、楽をしている」という人が少なからずいますが、私はそんな方に出会ったことは、いまだかつてありません。
2012年1月1日。
天気予報では、1日は曇りがちで荒れるようなことを報じていました。少し心配でしたが…。
今日は妻と、私の実家に帰りました。
同じ垂水区内でも近くて遠いのが、青山台の自分ちの実家です。
特に変わりはないようで、それが一番安心でした。
父から、プエルトリコにいる友人からの手紙を訳してほしいと頼まれ、英文の短い手紙でしたが、読んでみました。
「親愛なる友へ 地元では習性になっていますが、キャンディーを同封しましたので、ご家族の皆さんといっしょに食べてください。それから、あなたの好きそうなカレンダーを送りました。みなさんがこれまで以上に幸せな生活を送られることを心より願っています」といった内容でした。
もう、40年以上も会っていないのですが、ときどき手紙でやり取りを重ねてきているようで、貴重なつながりをもっているんだなと感心しました。
前にも書きましたが、妹が健康診断で検査に引っかかったようで、まだ、詳しく調べていないようですが、少し心配です。
妻が私の実家に来たことを、父・母・妹がとても喜んでくれました。
体の不自由な身ですが、母と妹を、来月のでも、うちの家に遊びに来てもらう約束をとりました。
今年の1月1日は天気予報の予測に反して、明るく晴れたとてもいい一日になりました。
○この半年間を振り返って
6月から議員として活動することができ、とても充実した日々忙しい毎日をおくっています。先の4年間に、苦渋を舐めたからこそ、市議会議員としての活動ができることに対して、支持していただいた皆さんへの感謝の気持ちと、その仕事ができる喜びをより深く感じています。本当にありがとうございました。私は今年度、建設水道委員会、外郭団体に関する特別委員会という市議会の各委員会やその他、各種審議会に所属をし、彼此、半年間で約40回に及ぶ質問や討論をおこなってきました。
1.質問の中身
市議会で、当局と質疑のやり取りをするのは、とても勉強になりますし、適度な緊張感を持って取り組めるのですごくやりがいがあります。今年は共産党議員団の中でも比較的多くの活躍の場を与えてもらっていると思います。私自身、こういう仕事が性に合っているのでしょうか。ただ、市民の運動との連携という点ではどうか…。市道夢野白川線および山麓線の交通規制問題(兵庫区)、今津地区の台風による浸水対策(西区)、水道サービス公社嘱託職員の発案による高齢者見守り活動の事業化要求等々、運動されているみなさんと連帯した議会質問でたいへん勉強させていただいていますが、垂水区のみなさんと連携した議会活動はほとんどできていません。
2.地元活動とのバランス
市議会の日本共産党控え室は市役所内にあります。日々、議会活動と地元での活動(街頭宣伝、生活相談、事務所運営等)とのバランスを保つには、かなり意識した努力と工夫が要ります。生活相談所の所長を兼務していますが、なかなか事務所に顔を出すことができず、支持者の皆さんにご心配をかけてしまっているのも事実です。
3.今後の抱負
私の公約の大きな柱は、命とくらしを守る市政実現です。災害に強く、福祉の心を持った神戸市政を皆さんとともに実現していくことです。先の4年間、できなかった市議会で活動する権利を存分に生かして、市民の皆さんの願いに一つ一つ応えていきたいと強く感じているところです。ブログをごらんの皆さん、今後とも私をよろしくお願いします。
神戸市会議員 赤田かつのり