25日から3日間、市会「外郭団体に関する特別委員会」からの管外視察に行きましたので、報告します。
初日は熊本市役所へ。同市の中学校給食の取り組み状況について勉強してきました。
会派からは何度も他都市の中学校給食について視察活動を重ねてきましたが、今回は、他党・他会派の方々とのそれですから、私は、そういった形で視察すること自体がまことに画期的なことだと思います。
同市の中学校では、財団法人が食材を一括購入し、市内40校あまりの中学校に対応しる17ヶ所の共同調理場で地元の食材を使った献立に基づいて学校に配送しているとお聞きしました。
地産地消を貫いている点はとても大切だと思います。
とにかく、今日は晴れていて良かったです!というのも、区内の2つの後援会が餅つきをする日でしたから。
初めて催した東舞子後援会は、Kさんがわざわざ自宅の庭の剪定をして会場を確保し、ネットオークションで杵やうすなどを購入するほどの気合の入れよう!!
前の晩は冷たい雨が降りしきっていたので、ただただお天気が心配でしたが、晴天に恵まれて本当に良かったです。
去年も参加した東垂水後援会の餅つきでは、後援会長さんが「消費税10%を許さないぞ!」と気合を込めて餅をついておられました。
そして、元市会議員の尾崎敏江さんが琴の演奏を披露。「さくら」「涙そうそう」などの独奏に参加者全員が聴き入り、新年会らしい雰囲気をいっそう盛り上げました。
私の餅のつき方には、腰が入っておらず、つき方をもっと勉強しなくてはと、いつもこの時期になると反省してしまいます(^^;)
「地元のバスがいつも朝・夕に満員でたいへん。増便できないか?」
「敬老パスを山陽電車でも適用できるようにはたらきかけていきたい」などの市政に対する質問や抱負も語り合えました。
午後からの明舞後援会の新年会では、「なんで国保料って高いのですか?本当に毎月の支払いがたいへんなので疑問に思っていました」
「息子の障害福祉年金のことで相談したい」といった相談も寄せられました。
アコーデオンによる演奏で、”うたごえ”や懐メロをみんなで合唱♪
私は「上を向いて歩こう」をリクエスト。
私がみんなといっしょに歌っているところを側で聞いていたのは、地元のシンガーソングライター・吉俣忍さん。「口笛は全然やけど、唱上手ね!」と、褒めていただきました(*^^*)(歌手に褒められて、そのひとことは、値打ちモノ~)
夕方からは自宅周辺を地元の仲間と訪問活動。
94歳になられたある女性と出会うことができました。
岡本歌子神戸学院大学名誉教授です。
いまでも、医学研究を元気に続けておられるとのことで、短い時間でしたが、貴重な時間を作っていただきました。
先生と、ご主人である故岡本彰祐先生が直筆でサインされた著書を譲っていただきました。明々後日、出張ですから、そのときに読もうと思っています。
私が、「一生研究を続けられる生き方って、なんだか凄いなあ…」というと、先生はすかさず、「あら、そうかしら!研究しなかったら私食べていけないから…」と切り替えされてしまいました。
なにはともあれ、何歳になっても元気に、目標をもって一生懸命努力して生きるって、素敵だなと思います(^^)
14日に天ノ下郵便局前で、18日は明舞センターで街頭宣伝・署名行動に取り組みました。
消費税増税反対の署名―今回の行動では、これまで以上に対話が弾んだなというのが、取り組んだ者としての共通した実感でした。
「これ以上消費税上がったら生活できない」
「病院にも行けんようになる」
「寒いのにようがんばりますね!」と声をかけて激励してくれる人や、
「反対だけど、10%やられるんとちゃう?」
「1000兆円近い借金はそうするんや」などと疑問を投げかけてくる人もいました。
マスコミが流す「消費税増税は必要」という報道に多くの人が惑わされていると思います。
宣伝と対話の大切さを感じました。
11日は盛岡市へ行き、当市の復興支援策について調査にでかけました。
「岩手県の経済の中心であり、人材や資源、情報、交通が集積する盛岡市が、今こそ沿岸地域の復興に大きな役割を果たさなければなりません」(「東日本大震災に係る盛岡市復興推進の取組方針」より)。
市役所そばにある「もりおか復興支援センター(写真)」では、物資支援、電話や窓口での相談活動、個別訪問などをおこない、9600人を超える(1月8日現在)被災者の方が来館しているとのことでした。
“ここに来れば何かがある”―再会、出会いの場としての機能を果たしています。
同じ岩手県でも内陸部と沿岸地域とでは、気温が違います。
生活条件も急激に変化し、慣れない生活を送る人たちに対し、親身になってより良い支援を行おうとしている姿勢が感じられました。
市内に移り住んで来た被災者にとっては、より寒い街での孤独な生活の始まりでもあります。
切実な事態だからこそ、“支援して当然”といった思いで、支援センターのみなさんはがんばっておられるようでした。
館内には、支援グッズの販売もおこなっており、かなり好評です(写真)。
また、岩手県内の大学生のみなさんの発案で、中高生を対象にした学習支援も行っています。無料で、しかも、盛岡から、沿岸地域の中高校生たちのところへ出かけて行って、勉強のお手伝いをしていると聞きました!
語る迄もなく、復興までにはほど遠い状況ですが、国民レベルでの支援活動は途絶えることはありません。
そんな中で、TPP(環太平洋連携協定)への参加を表明したり、消費税率の引き上げを計画するなど、今の政権の政策と活動は、復興の重大な障害物でしかないと強く感じます。
10日~11日にかけて、市会議員団で、行政視察に行ってきました。
初日はさいたま市。
中学校給食の実施状況について調べに行きました。
当市では、「総合振興計画」で、平成25年度を目標年次に、全ての中学校において単独校調理場を設置することにしています。
センター方式を採用しない利点として~
①各学校の特色を生かした給食の実施が可能になる
②きめ細かな食の指導が可能
③配送時間が不用なため、調理後喫食までの時間を短くし、適温での喫食が可能になり、食中毒発生のリスクが低減される
ことをあげておられました。
もともと中学校はセンター調理場でしたが、市内すべて単独調理場に変えていくのです。一般会計規模は4000億円を少し超えたくらいなので神戸市に比べれば、6割程度。
財政的には苦労もあるようですが、食育を推進する観点から、また、歴史的にも“中学校給食は当たり前”でおこなわれてきただけに、神戸市のいまだに実施されていないことが、異常に思えてきます。
神戸市の多くの小学校では、単独調理場です。
いまさらセンター方式の調理場に再編する必要はありません。
すべての小中学校で、自校方式で給食をおこなうべきです。
垂水区生活相談所は、本日が今年初めての開設日。
私も、午前中に神戸市役所前で共産党議員団主催の街頭宣伝などを終えた後、地元に戻ってさっそく、今年初めての相談活動を開始しました。
子どもの教育相談、労働相談、雇用不安など40代、50代の方々からの相談でした。
ある40代の身体障害者のご夫婦は、3人の子どもを抱え、現在は無職・無収入。
家賃は滞納、高校生のお子さんは、中途退学を余儀なくされる。
ご主人は、力仕事で、体を壊してしまい、寝たきりの生活、奥さんは脳性まひのハンデを負いながらも、職業訓練校に通い、再就職のチャンスをうかがいながらも、全く仕事が見つからない、しかも、「3ヶ月も風邪を子どもたちが引いていますが、医者に行かせられないのがとても辛いです。一番下の子は、喘息を患っているんです」。
今日、福祉事務所に同行し、保護の申請を受理されて医療券が支給されることになったようですが…。
本当なら、仕事がしたい、しかしやむにやまれず、生活保護を受けざるをえない。そういうご家庭が本当に増えてきているなと実感します。
「生活保護を受けている人は、楽をしている」という人が少なからずいますが、私はそんな方に出会ったことは、いまだかつてありません。