社会的に少数の立場に置かれている人たちが肩身の狭い思いで生活せざるを得なかったり、また差別や偏見によって、「ありのままの自分」を肯定できないとすれば、その社会は健全であるとはいえないと思います。
性的マイノリティ(LGBT)は、性意識や性行動に関わる事柄です。
また、当事者の方が明らかにしなければ、事態が表面化しません。
最近では、この問題を取り上げるニュースや書籍も増え、国や全国の自治体レベルでの取り組みも始まり、広がりつつあります。
いま性的マイノリティの人たちの人権を守り、社会的地位の向上をはかることが強く求められています。
先日行われた宝塚市長選挙では、中川智子市長が3選されました。
私が注目しているのは、同市の性的マイノリティへの取り組みです。
同市では、電話相談の開設や継続的な講演会の開催、保育・教育現場向けのリーフレットやDVDの発行、私立学校へのはたらきかけ、さらに同姓パートナーを尊重する仕組みづくりに努めています。性的マイノリティの人たちに寄り添うまちづくりの取り組みを次々に進めているようです。
神戸市も第4次男女共同参画基本計画で、「性的マイノリティへの理解・配慮も含めた人権尊重に関する教育・啓発の取り組みを進めていく」としています。
人権問題の一つとして、保健福祉局・教育委員会、市民参画推進局が理解の促進に取り組んでいるとしています。
先日の予算特別委員会でも指摘しましたが、市民の目に見える形での活動はとても弱いのではないかと思います。
今日は「新春のつどい」の日でした。
場所は、レバンテホール。
垂水区では、プロのアーティストによるミニコンサートが恒例。
なかなか、評判が良いのです。
「憲法県政の会」から津川ともひささんが、お越しになられ、兵庫県政についての思いを語っていただきました。
地元・兵庫3区国政委員長のふじたに香恵子さん。
そして、後から駆け付けた堀内照文衆議院議員による記念講演が。
「とてもわかりやすくて良かったです」との感想も寄せられています。
厳しい寒さの折、たくさんの皆さんに来ていただきました。
とても有り難いことです。
当日までの準備には計り知れない気苦労があったかとは拝察いたします。
垂水区共産党後援会役員の方々のご尽力に敬意を表します。
… … … … … …
以下、わたしからのあいさつ(要旨)です。
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新春の集いにご参加いただきましたすべての皆様に対しまして、あらためて御礼申し上げます。今年は、先ほど津川ともひさ兵庫県知事候補から力強いごあいさつをいただきましたが、夏の知事選、そして秋には神戸市長選は必ずあります。通常国会が始まりましたが、政権与党による党利党略で、いつ解散総選挙になってもおかしくない─この3つの選挙で、わたしたち市民の声がしっかり届く政治を実現していきましょう。
日頃、共産党に寄せられる生活相談や、国・自治体への要望には、必ず「福祉・くらしをよくしてほしい」が最も多いです。安倍政権は軍事予算を増やし続け5年間で4000億円も増やしたそうじゃないですか。これだけのお金は、安倍政権のもとでの生活保護費や診療報酬、そして、介護報酬の削減の合計に匹敵するそうです。市内でも介護事業所が苦境に立たされ、専門家による必要で丁寧な介護サービスを受ける機会が大きく減らされかねません。いま、共産党市会議員団として、調査活動を進めているところです。一方で、保険料が上がる、4月からの制度改定で、要支援1・2の方の予防給付が削減される、垂水区で5100人を超えるこれらの方が被害を受けるような政治をいつまでも続けるわけにはいきません。先日、霞ヶ丘で私の友人のお母さんが、「老人ホームを希望したくても、高級な有料老人ホームが、目につくばかり…息子の助けも借りながら、なんとかやっています」と言われましたが、垂水区は、医師も看護師もベッドも全国平均の半分以下です。有料老人ホームが23あるのに、特別養護老人ホームは13しかありません。「自助・共助」では明らかに限界があります。必ず、政治の流れを変える年にしていきましょう。
最近、垂水区北部が本当に開けてまいりました。この頃は、正月といっても、凧揚げしている子どももほとんど見かけませんし、だいたい、公園で遊んでいるこどもさえ、見かけることが少なくなりましたが、舞多聞の大きな公園で、街頭演説をしていたら、小学生くらいのこどもたちが私の演説を聞きに来て「おじさん、砂場を作ってください」と言われたことがあります。こどもが増えている地域でありながら、神戸市は、電卓を弾いて「区内全体ではどこかに入れるところがあるでしょ。これからあんまり増えないから保育所は作りません」です。何度も議会で質問繰り返していますが、まあ、実態と合わない神戸市の保育の計画です。垂水区でも数年後に1か所保育園か認定こども園ができる運びとなります。
冨士谷香恵子候補は、子育てと介護の苦労と喜びをよく知っている方です。昨年は、政府に垂水区民の声を直接届ける要望活動をしてきました。今度の選挙は、小選挙区を比例代表選挙の“添え物”にしてはならない、勝ちに行く選挙です。野党共闘の流れが確実に広がっていることは、先日の日本共産党大会を通じて明らかになり、世間でも巷でも話題になっています。私もラジオ体操に出たときに、近所の役員の方から「党大会に出られたんですか?もう、あんたところの党しか期待できひんわ!」と激励の言葉をいただいたところです。必ず、大きな躍進を勝ち取って、野党連合政権を実現しましょう!
「『9条は幣原首相が提案』マッカーサー、書簡に明記『押し付け憲法』否定の新史料」─東京新聞が掲載しました。
憲法9条日本側の提案で創設されたことを裏付ける決定的な資料を、堀尾輝久先生が発見した記事です。
堀尾先生は何度も「しんぶん赤旗」のインタビューに応え、私自身も先生の著書から勉強させていただいてます。
「教育を拓く」(青木書店・2005年)「堀尾輝久対談集 自由な人間主体を求めて」(本の泉社・2014年)…いろいろな著書や講演などで主張されてきたことは存じ上げていました。
これで、いわゆる押し付け憲法でも何でもないことを裏付けるもので、嬉しく、励まされる次第です。
同時に、こうも指摘されています。
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東京都知事選挙はとても残念な結果に終わりました。
しかし、「自公勢力に対抗するためには野党がまとまらなければダメだと思う。衆院選挙でも統一してたたかっていただきたい」と鳥越俊太郎候補。
本当にそれが大事だと思います。
たとえ一自治体の首長選挙とは言え、首都での決戦です。
“政治とカネ”の問題で立て続けに知事が辞職したことに端を発して、野党+市民の共闘の枠組みで戦えたことは、本当に素晴らしかったと思います!!
基本的には政策が同じだと自覚するならば、大同団結することが強く求められるとも思いました。
鳥越さんが「東京非核都市宣言」を公約に掲げたことはたいへん意義深いことで、兵庫県も神戸市もそういう自治体にならなければなりません!
野党は共闘!───参議院選挙と東京都知事選挙を通じて日本共産党ともに、民進党、生活の党と山本太郎となかまたち、社民党や各地域政党が志を同じくする“同志”としてこの間ともに戦って来たからこそ、他党の演説を動画で拝見しながら感動したり、うなづいたりすることがしばしばありました。
穿った見方かもしれませんが、わが党とほとんど交流のなかった他政党の皆さんからすれば、長年の“常識”や“既成概念”や先入観、あったかもしれない内部での異論やしがらみなどを乗り越えて、野党共闘を前進させるために奮闘して来られたのかもしれない。
私は、香川選挙区の様子を垣間見てそう感じました。
野党共闘を分断しようとする策謀はこれからもしつこくあるでしょう。
しかし、市民・国民からの要請を受けて作り上げ、ますます発展してきているんだなあと!
「日本共産党が野党共闘を猛烈に熱く引っ張ってくれたことが、勝利の大きな要因の一つであったことは異論の余地がありません。皆さん本当に一生懸命で、最後の最後まで、一人一人に働きかけ、熱く燃えてくれました。その活動に私自身も勇気をもらいました」(参議院新潟選挙区統一候補・森裕子さん─「日刊しんぶん赤旗」7月30日付より)。
臨時国会が始まりますが、国会の様子がこれまでと、また様子が変わってくると期待!
安保法=戦争法廃止・立憲主義回復!
安倍暴走政治打倒!
野党共闘は遠い世界のことじゃない。
もっともっと進化させて、来るべき衆議院選挙に臨みたい!!!