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DV被害者(配偶者からの暴力被害者)への支援強化を

神戸市配偶者暴力相談支援センターへの相談件数は毎年2000件を超えています。

私は9月17日の決算特別委員会(市民参画推進局審査)で、相談体制の強化と経済的支援について要望しました。

DV対策検討会では、「経済的な自立をするための支援の仕組みということをテーマとして」取り上げることにしていましたが、実際には詰めた議論にはなっていません。

それは当局答弁からも明らかでした。

生活福祉資金や母子・寡婦福祉貸付金などを連帯保証人なしで利用できるようにするといった要件緩和も必要でしょう。

委員会でも少し取り上げましたが、DV被害者への市営住宅の目的外使用については、9月26日から要綱い基づいて施行されることになりました。

被害者の方の居住の安定と自立に役立つことを願ってやみません。

ところでDV根絶のためには、加害者の問題に着手していかなければなりません。

大阪、京都などで加害者更正プログラムが実施され、神戸からも利用する方がおられて有効だと聞いています。

しかし、通うだけでも相当の時間がかかります。

仕事を抱えていては継続的に利用すること自体が困難です。

神戸でも加害者教育を始めるように要望しました。

「加害者教育、国でどのようなものが有効であるかまだ十分に検討されていないときいているので、それを踏まえて検討していきたい」

「DV検討会で加害者教育についてはそれほどテーマに上がっていないが、そういった場に議論に供したいと考えている」との答弁でした。

DVは家庭内で起こる単なる暴力ではなく、重大な人権侵害であり、暴力を防止し被害者を支援することは行政の責務です。

これからも引き続き要望していきたいと思います。

学園南地区に中学校を

垂水区では、北部の学園南地区がだいぶ開けてきました。

小束台、小束山手の地域のこどもたちは、多聞東中学校の校区になっています。

小束台から中学校まで直線で1.9キロメートル。歩いて2キロ以上はあると思います。

車だと交通渋滞がなければ10分ほどですが…。

 

歩くと40分以上かかります。

いまは少ないようですが、小学生は低学年ほど多いようで。

現在の小学校1年生が中学1年生になるころには150人を超える見込みです。

勉強に部活動。

月曜から土曜まで、朝から夕方まで来る日も来る日も学生服を着用し、重いカバンをもって徒歩で通学…。                   

写真は垂水警察前の交差点。車の往来の激しい交差点をいくつも超えなければなりません。

遅刻しそうになってあわてて走ったりなんかすると、思わぬ危険なめに遭いはしないか!

先日、小学生のこどもをもつご家庭から共産党市議団に「近くに中学校つくってほしい」と要望が寄せられました。

「うちの子が中学に上がったときがとても心配です」─不安が広がってきていると聞いています。

たしかに異常です。

神戸市に要望していきたいと思います。

本多聞公園

本多聞公園。

こどもたちや高齢者、若者たちに親しまれる広々とした公園です。

先月末、新多聞センター外の夏祭りに参加したときのこと…

「本多聞公園にいっぱい、缶、ペットボトル、紙パックのゴミが捨てられて汚れています」

地元の方からの指摘を受けて建設事務所に問い合わせし、掃除をしていただきました。

街の清掃・美化は地域の高い要求の一つです。

県営借上住宅の入居者

阪神・淡路大震災により、公営住宅を確保する必要のため、個人やURなどが建設した住宅を兵庫県や神戸市などが借り上げて公営住宅として被災者に提供した住宅を借上災害公営住宅といいます。

しかし、「契約期限は20年」などを口実に、神戸市も兵庫県も入居者に退去を求めています。

一方で借上住宅入居者協議会を中心に継続入居を広げる運動が広がってきています。日本共産党もいっしょに希望者全員の継続入居を求めて議会内外で闘っています。

垂水区には、県営借上住宅として住んでおられる方々がおられます。

どこに住んでおられるのか。

区内それぞれの地域のUR団地に点在して住んでおられます。

兵庫県は、3月に示した「入居継続条件」を満たさない入居者に早期の転居・明け渡しを強要しています。

私は、たびたび入居者の方々から相談を受けます。

「絶対に今の住まいしか考えられません。県が紹介する住宅では子育てが出来ません」(小学生のこども達を抱える母親)

「引越しを迫られても、お金がありません」(60代、独り暮らしの女性)

「もう、あきらめるしかないのか…うつ病にかかっており、転居しろといわれても…」(60代の独り暮らしの男性)

「入居時に、『20年期限』なんて話は聞いていません。いまの年金でどうやって転居できるのですか!」(70歳代のご夫婦)

8月24日に区内4箇所のUR団地集会所で「相談会」が開かれました。参加された方のお話によると、県の職員4名と入居者との面接形式で、転居することを前提とした相談だったようです。

”同じ境遇の家庭は隣近所にいない”─行政によって突きつけられた合理的な根拠もない「入居係属条件」なるものによって、孤独で不安な日々を過ごさざるを得ないのです。

若い消防隊員さんの披露会

土曜日は公務のため、北区ひよどり台の神戸市消防学校へ。

第90期初任科学生による訓練披露会に行って来ました。

18才~29才までの青年消防隊員48人による消防、登はん、渡過などロープワークでの救助訓練、ヘリコプターによる散水、総合訓練、消防音楽隊による演奏…。

若いエネルギーと「神戸のためにがんばりたい」といった正義感に満ち満ちた素晴らしい演技だったと思います。

なぜ、私が参加したのか?

神戸市会都市防災委員会委員長としてでした。

私からは、「市民の命とくらしを守る消防活動はなくてはならない大切な活動です。

半年間の厳しい訓練に敬意を表します。しかしいったん制服を着用すれば新人もベテランも世間は区別しません。危険なところにも救助や消火活動にあたらなければならないとても大切な仕事です」と、応援したい気持ちを込めて、挨拶させていただきました。

10月から市内の各消防署に配属されます。

何が起こるかわからない火災現場。

ただ、しゃにむに頑張るだけでなく、冷静かつ客観的な状況判断が求められる、経験がものをいう尊い仕事です。

ぬきなゆうなさんを市長に~垂水で総会

「長年、裏方を務めてきましたので、今回要請を受けまして、あまりの重責を感じていますが、清水の舞台どころかスカイツリーから飛び降りる決意でがんばりたいと思います!!」

今夜は、「市民にあたたかい神戸をつくる垂水区の会」の結成総会を開催して、ぬきなゆうなさんに神戸市政を変える決意を語っていただきました。

ぬきなさんは若い頃、垂水に住んでいたらしく、当時を知る人たちは”ゆうなさんが垂水に来てくれた”と、懐かしんでいました。

1970年代、垂水母親大会のパンフレットの表紙のイラストを、ぬきなさんは描いていました。

会場で森原さんが紹介して、「憶えとうか?」と本人にそっと手渡し。

「ああ、懐かしい!」と、ぬきなさんも当時の自作品を憶えていたようでした。

こどもの医療費を中学3年生までに無料に、中学校給食は地産地消の食材を使って自校調理方式で、認可保育所を増設し待機児をゼロにと、子育て支援策について語るさまからは、長年住民運動一筋でがんばってきた迫力が伝わってきました。

「私は、ぶれずに市民の立場に立ってがんばる決意です!みなさんともに神戸をかえていきましょう!」。