ハーバーランドの「神戸新聞ギャラリー」まで、3日の昼間、空き時間を利用して行ってきたのですが、私にとっては2回目の参加です。過去に9回絵画展を開いてきたと聴いていますが、どうも、今回で「最後にしたい」と考えているご様子でした。それはともかく、安武ひろ子さんといえば、兵庫県から参議院議員を2期務められた方。80歳を越えていらっしゃいますが、元気で前向きな素敵な方だ思います。私は、絵のことはずぶの素人ですが、安武さんの作品を鑑賞していると、元気と勇気が伝わってきそうです。思わず作品を1点、購入しました!それは、「憧れの道」というタイトルのついた小さなサイズの抽象画です。”いつまでも いつまでも 努力をすれば、きっと幸せが見つかると思います”とのメッセージのついた作品です。私もこれからいろいろな人生経験する過程で、この作品に込められた意味を深めることができたらなと思って選んでみました。買った作品の収益は、安武さんの強い希望により、全額平和を願う諸活動に活用されるとのこと。(こんな絵がウチに飾れたらいいな)他にもいい作品がたくさんあります。兵庫県知事賞を受賞された作品は、鉄分を多く含んだ赤々と燃えるような山とそれに面した湖の風景画。イギリスで描いた珍しい風景です。「戦争なのない平和な社会で生きることは幸せなこと」「いつも、”ありがとう”の気持ちを忘れないで。一言が大事よ」今年の正月、安武さんの自宅を訪ねたときに、私に助言していただいた言葉をこれからも大事にしていきたいと思います。
発達した低気圧や前線の影響で、昨日は冷たい雨と突風に見舞われました。バイクを運転中、路上を横転しそうにもなったくらいの悪天候。そんなときは、外に出て活動するのはなんとなく気が引けるものです。”まあ、今日くらいはやめとこうかな…”なんて思いながらも、清水が丘地域を、仲間と2人でハンドマイクで辻々に演説をしながら歩いたのですが、どこの家も窓を閉め切っている様子。誰も聞いていないだろうなと思っていたのですが…すると20メートルくらい前方で、ある男性がわざわざ家から出てきて、私の方を睨みつけながら、演説をしっかり聴いておられたのです。後で、お礼の挨拶をしに男性のところへ駆け寄り名刺を手渡すと、その男性は、「妻は糖尿病を患い、他の病気も併発して治療費が高くつき、本当に困っています。介護保険料も、医療保険料も減免申請を出してもだめだった。治療費に数万円も取られるようでは、お金のことが心配で、安心して病院にかかれません。昨年、民主党に投票したけれど、何もしてくれなかった。本当に失望しましたよ。保険料を払うのをボイコットしたいくらいだ!」と、怒りを込めて私に話しかけてくださいました。私の訴えた、”国保料の引き下げ”は、このご夫婦にとっては本当に切実な願い。「今度はあんたに入れるからね!」。今の政治に対する怒りをどこにぶつけたらいいのか、市民のために本当にがんばる人や政党を強く求めている気持ちが伝わってきました。たとえ悪天候であっても、ためらわず一歩足を踏み出せば、新たな出会いが生まれ、また一つ私も勉強になる、貴重な体験でした。
風で、タスキが吹き飛ばされそうにもなりました。午後4時を過ぎたころ。
木曜日は、生活相談所で事務所当番をする日。先日、私が机で実務作業をしていたときに、見知らぬ若いご婦人が独りで事務所を訪ねてきた。「あのう…ちょっとお聞きしたいことがあるんですが」玄関前に立ち止まり、緊張した面持ちで私に声をかけてきた。「赤田さんですね。同じ団地の○○です」ご近所の方だった。長年にわたって悩みを抱えこみ、しかも現在失業中ということもあって、生活面も含めて話しやすい弁護士を探していることがわかった。法律相談会はどこでもやっている。ではどのようにして、ウチの事務所を訪ねる気になったのか?知人から「共産党系の弁護士を訪ねてみたらいいやん。あそこが一番親切やわ」と助言されたとのこと。毎月、無料法律相談会をおこなってきたが、そこには、多重債務や、遺産相続、離婚問題等々なかなか他人には打ち明けられない悩みが寄せられ、わかりやすく親身な対応にたいへん喜ばれてきた。最近は、私の自宅近所の方もよく相談に来られる。他人にいえない悩みを抱えながら。ところで○○さんの法律相談、いい解決策が見えてくればいいなと願っている。また、この”出会い”をきっかけに、共産党をより身近に感じてもらえればいいなとも思う。
社会のこと、政治のこと、日本共産党のこと…「赤旗」をたくさんのひとに読んでもらいたい─そんな気持ちは、私たち共産党員の共通の願いです。11月28日付号「しんぶん赤旗」日曜版の魅力の一つは、自分的には、元中日ドラゴンズの門倉健投手へのインタビューです。なぜかというと、韓国プロ野球のことが書いてあるからです(きわめてマイナーで失礼します)!門倉選手は、現在SKワイバーンズという、仁川(インチョン)のクラブチームで活躍し、今年の優勝の立役者になった方ですが、韓国のプロ野球事情がとてもよくわかる記事です。韓国に親しみを感じさせる記事だと思います。ところで、私も議員のころに神戸の港湾政策の参考にと一度、釜山(プサン)港へ視察に行ったことがあります。プサンといえば、”韓国の阪神タイガース”いも言える人気球団、「ロッテジャイアンツ」があるところ。ホテルに帰ってからの自由時間に一人でチャガルチ市場に買い物に出かけて、露天のおばさんたちに、「アンニョンハシムニカ。ヤグジャン(野球場)…ロッテジャイアンツ!」と、身振り手振りで話しかけて、笑われたこともありました(*^^*)ゞ最近、ハングルも多少覚えたので、イム・チャンヨン(ヤクルト)、キムテギュン(千葉ロッテ)、イ・スンヨプ(巨人)など、名前を覚えるのが、ずいぶん楽になりました。私は、1982年(たしか全斗煥軍事政権の時代)に発足して以来、韓国プロ野球に関心を寄せてきました(日本では、太平洋→ロッテで活躍した白仁天選手などがいたころです)し、大学院生のころに、甲子園球場へ日韓の親善試合を観戦したこともあります。門倉選手が語るように、今日ほとんど日本との実力の差がなくなり、マリーンズとチャンピオンバトルができるようになりました。以前は、日韓交流試合といっても、まともにマスコミは取り上げてくれませんでした。韓国のプロ野球がより身近な存在になればないいのにな、とか来年は、”プサン港へ帰れ”の韓国語版を暗記して、サジク球場へ応援に行けたらいいなと願っています(^^)/
「ああ、またかぁ」「いつも選挙の前や、かなわんわあ…」─尖閣諸島問題、千島(「北方領土」に関わる)問題、そして今度の北朝鮮による韓国・延坪(ヨンピョン)島への砲撃事件と、ウチの党とはまったく無関係でありながらも、外国の政権による許しがたい行為によって、国民から誤解され、警戒される出来事が続いています。本当に迷惑な話です。北朝鮮による軍事挑発行動は絶対に許せない無法行為であり、拉致事件や核ミサイル実験などで常に挑発的な行動をとってきた国だからこそ、事実と道理を踏まえた論立てをする対応が必要です。北朝鮮という国は、社会主義・共産主義とはまったく無縁な国です。日本共産党にとっては、韓国の政党や政府とは野党外交で交流できても、この国の政府・政権党とはまともに付き合える関係ではありません。ふと思うことがあります。垂水にも朝鮮高級学校がありますが、そこに通う生徒たちはどんな思いで今回の事件を受けとめているのか、辛い思いをしているのではないかと。北朝鮮という国の庶民生活がどういうものなのかはよく知られているとおりです。「一民族は他民族を圧迫しつづけながら同時に自由になることはできない」(エンゲルス「ポーランドについての演説」1847年)ということを書いた論文を以前に読んだことがありますが、市民的政治的自由を国民から奪い取っている国に未来がないことは、科学的社会主義の先達達が明快に述べてきたとおりです。