昨日、地元の民間保育園である小束山保育園を訪ねました。
0歳児から5歳児までのクラスの活動の様子を拝見し、保育士の仕事の尊さを実感しました。
当園の園児ではなく、一時的なあずかり保育に来ているこどもたちの様子もうかがいました。
近くの幼稚園への入園を控えているようで、保育園のニーズも多様化しているな、まさに地域貢献しているなと、とても勉強になりました。
また、ご厚意で給食をいただきました(^^)/
豊富な食材を薄味で調理されたとてもおいしい給食でした。
アレルギーなどを持つ体質の園児にも対応した丁寧な献立が作れるのは、やっぱり自園(校)調理方式です!
修学前か学齢期かに関わりなく、給食は最善の方式で実施するべきです。
神戸市会議員厚生会として、福井県の大飯原発を視察しました。
原発に関する質問を何度かしたことがありますが、私にとって見学は全く初めて。
午前9時に市役所をバスで出発して到着は午後1時前。
往復7~8時間はかかる長旅でした。
関西電力から丁寧でわかりやすい説明を受けました。
”いかに原発は再稼働しても安全か”の説明です。
タービン建屋など施設の中まで見学させていただきましたが、初めから終わりまで「安全です」「福島第一原発とは異なるしくみを採用していますから」…。
それでも、疑問が残りました。
「新規制基準を十分にクリアしている」と言われても、「新規制基準」は「安全基準」ではありませんし、世界の基準よりも劣っていると指摘されています。
原子炉格納容器内のしくみを実物大3分の1の模型の中に入っての体験学習…
ウラン燃料の核分裂による強烈なエネルギーの放出で水を高温の水蒸気に変えて送り込み、タービンを高速回転して発電する。
ナレーションでこんなセリフも。
~「もうこれで絶対に安全ですね」
~「いえいえ、さらなる安全性を追求してまいります」。
つまり、再稼働したい関西電力さえ絶対に安全とは言い切れないのです!
ウラン燃料は「貴重な資源ですから再利用するしくみを作っています」と。
しかし再利用するとは、使用済みの核燃料から猛毒のプルトニウムを取り出して使用するということではないのか??
再利用は最初のウラン燃料よりも危険を伴うという説明はありませんでした。
見学できるといっても、個人で自由に写真を撮ることは禁止。
携帯電話やスマートフォン、運転免許証などの身分証明書の提出を義務付けられています。
構内には現在、協力会社の社員も含めて約3000人が働き、”安全”のための試験や、万が一に備えた工事をしていました。「防波堤はさらに3メートルかさ上げ(海抜8メートル)しましたから、津波が来ても大丈夫です」とも。
相当な人員配置。大がかりな工事。しかし、コストはどうも企業秘密のようで…。
つまり再稼働の準備はかなり大ごとなのです!
とにもかくにも「再稼働しても安全」を終始強調して、市会議員全員に原発への「理解」を求めるような説明が印象に残りました。
「あれ、どこかで見かけた人たちだな」。
一昨日、垂水の駅前で神戸市立奥の池幼稚園の園児のお母さんたちがビラ配りと署名活動をしているところに、バッタリ出合いました。
当幼稚園も閉園対象にされている9つの幼稚園の一つです。
後からお聞きすると、2日間で446枚のビラを通行人に配布し、215筆の署名が集まったそうです。
子育ての合間を縫って計画をしています。
6~7人だったでしょうか?
私もこの場所でいろんな街頭署名の訴えをしてきましたが、その経験から考えて、署名の集まり具合はとても良いと感じます。
「えっ、神戸市は酷いことするなあ」
「そりゃ署名させてもらうわ!」
「孫が垂水幼稚園なんやけど、そんなン聞いたら、心配になるわ」…。
ビラをつくったり、ハンドマイクで訴えたり、署名用紙や画板をこしらえたり…おそらく初めての経験だと思います。
お母さんたちは、こどものために腹をくくり、命がけで戦っています!
神戸市立木津幼稚園。
神戸電鉄粟生線沿いにある公立幼稚園です。
近辺には他の幼稚園はありません。
この地域でただ一つの幼稚園です。
◇ ◇ ◇
小学校の跡地を幼稚園に。
広い園庭!
「木津の野山に 囲まれて 明るく 優しく たくましく 木津のこ子どもは 伸びてゆく」(園歌)。
本当に豊かな自然に恵まれている。
園児たちは泥んこになって遊び、近所の方や小学校との交流も結構おこなわれているとお聞きしました。
(大きな大根を掘り出したので大きな穴が)
大きく長い大根をいっしょに育てた喜び。
裏山の竹林で竹馬や左義長をつくって遊んだ思い出…。
生涯忘れることのできない素晴らしい思い出をこどもたちに提供し続けています。
(裏山を散策する地元の林まさひと議員)
こどもたちが自分で遊びを発見しながら学び、自然と親しむ、かけがえのない場なのです。
まさに「自然に囲まれた幼稚園」
「地の幼稚園」です。
神戸市は「園児数が市内で最も少ない」「バスに乗れば、私立がある」と閉園を強行しようと。
◇ ◇ ◇
8011筆もの署名を保護者のみなさんが中心になって集めました。こどもたちの明るい笑顔は保護者を元気づけ、先生も教育者としての醍醐味を感じて、明日にのぞむ…。
教育実践の好循環をつくってきた公立幼稚園を「供給過剰」など机上の判断で削減することが、将来に大きな禍根を残すことになぜ気が付かないのでしょうか?
神戸市立すずかぜ幼稚園(旧小部幼稚園)。
鈴蘭台北町にある公立幼稚園です。
目と鼻の先のところに小部小学校が隣接。
通級指導教室があり、聴覚に障がいを持つ園児を小学校の先生が適切に支援しています。
進学する際の不安解消になります。
「幼児の広場」を開設し、幼稚園児と低学年の児童がいっしょに遊べます。
また、月1回3歳児のお子さんを受け入れています。
「ここなら、安心して子育てができる!」。
成熟した街並みですが、多子世帯が比較的多いと聞きました。
少子化対策が社会的課題であるだけにモデル地区になり得るといっても過言ではない。
神戸市は「園児が減った」「公私連携」「供給過剰」などとして、強引に閉園しようとしています。
閉園すれば、小部地域から幼稚園がなくなってしまいます。
いま、保護者のみなさんが立ち上がっています。