「食育」が求められるいまだからこそ、中学校給食を

 今日は昨日に引き続き、本会議代表質疑でした。わが会派は、市会第4党であり、本日の午前中でした。与えられた時間は80分。

山本純二議員(須磨区)が多岐に渡って、神戸市に質しました。「全国で8割以上の公立中学校で給食が実施されています。実施を決断するときではありませんか」の問いに対し、ひどかったのが教育長の答弁。「(7月に神戸市が実施した「中学生の食生活と昼食に関するアンケート」は)給食の実施を前提にしたものではない。…給食をやるともやらないとも決めていない」

おとなりの明石市でも、実施が現実の日程に上り、政令指定都市の中でもまったく神戸市は取り残されてきた感じです!

「食育の観点が全くありませんね!」山本議員の再質問は圧巻でした。

 4日には決算特別委員会で、わが会派から新人の花房ふみこ議員が教育委員会に対して質します。

それはそうと、ようやく神戸市も動き出したかのように映った中学校給食。せっかくアンケートを実施し、まだ結果全体は明らかではありませんが、これからが実現に向けて運動のがんばりどころです!

スポーツとやすらぎの施設~県立明石西公園

昨日、兵庫県立明石西公園を訪れました。神戸市西区と明石市にまたがるなかなか立派な公園です。

ゆったりとしたスペースを確保されているのがテニスコート。しかも低料金なので人気殺到だとか。

樹木や花を職員のみなさん(ほとんどが非正規の方たちです)が懇切丁寧に管理してきました。兵庫県はこの公園を「行革」で手放すそうです。

「本当にこの公園なくすの?」と、地域では話題になり、存続を求める運動がおこっています。県が手放せば、門は閉鎖されてしまいます。なんとしても、残さなければいけません。

                                                                    

議案質疑

  20日から定例市会がスタート。10月25日までの約1ヶ月間にわたる定例市会がスタートしました。

  私は、初日の本会議で、共産党議員団を代表して、議案に対する質疑をし、2点神戸市に対して不明な点を問いただしました。

  一つは、阪神高速道路の料金制度改定に関わって。阪高は、近距離の利用者がメインの高速道路。神戸市は制度改定に同意しようとしていますが、近距離のドライバーは、実質値上げになることが浮き彫りになってきたと思います。値上げされると、一般道路へ流れ、渋滞が増え、新たな交通問題が発生する可能性もあると思います。

 そしてもう一つは、西神南駅前自転車駐輪場の有料化案に関わって。放置自転車対策のためといいますが、住民が納得しているわけではありません。

 一昨日の「神戸」に私の質疑が掲載されましたが、商業新聞に実名で載せていただくのは、初めてです。びっくりしました!

 6月の初登庁から数えて26回、質問や討論をしてきました。本番直前の適度な緊張感と、議会活動による”嬉しい忙しさ”に充実感を満喫しています(^^)/

アジュール舞子の温水プールについてどう思われますか?

アジュール舞子・西側利便施設用地にあるホテルの温水プールについてどう思われますか?
  • これからも続けてほしいです
    3006票(99%)
  • ホテルが経営難なら仕方がないかなあ…
    13票(0%)
  • 温水プールを廃止する理由に納得できない
    15票(0%)
  • わからないなあ…
    2票(0%)
投票数: 3036開始日: 2011年9月22日

(2011年11月2日まで投票受付)

視察で学んだこと(埼玉県の浄水場)

埼玉県大久保浄水場に行ってきました。水源を利根川と荒川にもつ当浄水場は、大規模災害に備え、貯留タンクに約48万㎥の水を備蓄しています。一日最大130万㎥の給水量だそうです。「水質管理センター」では、”浄水方法最適化実験”がおこなわれ、その様子を視察してきました。原水の水質状況に応じた「最適な浄水方法」の実験・検証です。それぞれ異なる3系列の実験フローを通じて、トリハロメタンなどの消毒副生成物や、かび臭物質の除去効果を比較検討しています。結論はまだ出ていないそうです。動機は水質基準の70%のトリハロメタンが検出されたこと、国から意見が出たことだとお聞きしました。でも、住民の最大の関心は放射性物質のことだとか。送水管や蛇口では不検出だったが、浄水場内にある原水からときどきセシウムが検出され、8月1日から計測機器(放射線測定装置)を購入して測定しています。土・日以外は毎日HP更新し、県民に知らせています。神戸市における水道政策をこれからどうして行くべきなのか、とても参考になりました。

”水ビジネス”

先月の建設水道委員会からの出張では、8月31日に東京・千代田区にある、独立行政法人 国際協力機構(JICA)の事務所を訪ねました。最近、地方自治体が民間企業と連携・協力して発展途上国に展開するインフラ整備についてのJICAの見解をお聞きしました。短時間でしたが、たいへん貴重な学習機会だったと思います。実は神戸市でも、地元の大企業と連携した”水ビジネス”を始めようとしています。私は、9月5日の「神戸市会・外郭団体に関する特別委員会」で都市整備公社の審査のときに、この問題について取り上げ、質問しました。これは、相手国政府と日本側との「合意」の下での、長期にわたる事業になるでしょう。問題は、途上国の現地住民が本当に喜ぶ、願いを満たすインフラ整備になるのか、だと思います。良かれと思って技術支援したことが、相手国の側にあるいは、日本企業と相手国との間で、何か、問題が発生し、現地の多数住民にとって不利益となるような結果を招いたとしたら…そんな事業に、神戸市や公社がコンサルタントとして参画するとしたら、まずいのではないかと思って、当局に問いただしました。「現地住民が不利益になるようなことを願うが、ひとつひとつ踏まえていきたい」といった答弁だったと思います。神戸市は、地元企業の海外進出支援に力を入れたがっているのですが、本当に国際貢献につながるのか?むしろ新たな経済格差を生まないかと感じています。