南米・ペルーの平原に広がる巨大な幾何学的な図形~ナスカの地上絵が新たに24点発見されたと、山形大学の研究グループによって発表されました。
絵の多くはラクダ科のリャマという動物とみられており、最も大きい絵で全長約20メートル。
紀元前400~同200年頃に制作されたとみられているとのことで…。
ナスカの地上絵は世界遺産登録をされていますが、世界史の教科書には出てきません。
でも、どこかで知った憶えがあるなと思い返してみたら、高校英語教科書「Vivid Reading」(第一学習社)で取り扱われていました。
「There are drawings of birds,spiders,fish,even a monkey,and a few unidentifiable creatures.…They are called the Nazca Lines.」と紹介されています。
しかし、なぜあんなに大きな絵をだれがどのようにして描いたのかについては、いろいろな説があるようですが、いまだに断定することができないようです。
「The Nazca Lines were added to the UNESCO World Heritage List in 1994. That means the drawings are treasures to all humankind. They should be preserved forever.」
日本でいえば、弥生時代に当たる頃に描かれたということになり、風化しているものもあるとのこと。謎に包まれた文化遺産ですが、永遠に残されたい。
それはそうと、英語教材を通して、人類が残した価値ある遺産を学び知ることができるのも、良いことだなと思います。
先日、神戸市教育委員会が2019(平成31)年までに市内の9つの幼稚園を廃園する計画を発表し、今月すべての幼稚園で、説明会が開催されます。
6日、私は須磨区の2つの幼稚園(名谷こすもす幼稚園と名谷あおぞら幼稚園)の説明会を傍聴してきました。
保護者や地域の役員の方が参加し、質問や意見が相次ぎました。
「公立だから行かせたかったのです!」
「本当の子育ての愉しさを教えてくれるので行かせたいのです」
「近くに歩いて通わせたい」
「なんとか廃園を遅らせてほしい」…
保護者の方は、こどもを是非通わせたいと思っていただけにショックを隠し切れず、今後の不安と、あまりにも一方的で性急な対応への怒りを露わにしていました。
◇ ◇ ◇
「これは決定なのですか?」
「教育委員会としては決定としたいと思います。最終的には議会に諮って条例を改定することになります」。
◇ ◇ ◇
この日の夕方、私は私立幼稚園バスの元運転手を訪ね、体験談をお聞きしました。
「往復40~50分のコースでしたが、一番、気を遣ったことは、やはり車中でのこどのたちの安全です」。
参加者の中で、徒歩で通園することに教育的な意義があることを主張された方もいました。
廃園計画は中止すべきです。